男性の更年期障害

LOH症候群(加齢男性性腺機能低下症)

みなさん、こんにちは。
せいじょう鍼灸マッサージ院の草野です。先日、患者さんから豆菓子をいただきました。

意外とこういうのおいしいですよね。

さて、本題です。男性でなんだか、疲れやすい。やる気がわかない。集中力がない・・・・・
こんな状態が気になるあなたは男性の更年期障害かもしれません。

LOH症候群(加齢男性性腺機能低下症)と呼ばれています。女性の更年期障害ばかりが注目されますが、男性の更年期障害も注意しないとなりませんね。

男性ホルモンの代表格で全体の95%を占めるテストステロンは、性欲や性機能の維持をはじめ、骨や筋肉を作って強度を保ち、血液を作る働きがあるほか、認知機能に関与し、判断力や統率力などにも大きな影響を与える。分泌量は20代でピークに達し、徐々に減少する。テストステロンの低下によって起こる男性更年期障害はLOH症候群(加齢男性性腺機能低下症)と呼ばれる。

 泌尿器科医で順天堂大学医学部付属浦安病院の先任准教授、辻村晃さんは「LOH症候群は仕事や運動が以前のようにできないと訴える人が多い。男性ホルモンの低下で精液量や勃起力、性欲が落ちると、やる気や集中力も低下します」という。

 LOH症候群は、筋肉が衰え、疲労感が高まり、男性力の低下を感じさせる。骨密度が落ち、身長が低くなり、汗をかきやすく、ほてり、のぼせ、貧血や皮膚の乾燥のほか、寝付きが悪い、早く目が覚めるなどの睡眠障害も起こる。引用元;男性更年期、早めの対策を

対策としては亜鉛を毎日適量とることが良いとされています。

亜鉛を多く含む食品には牡蠣・うなぎ・アーモンド・カシューナッツ・牛肉(もも肉)・レバー(豚・鶏)・チーズ・卵黄・大豆・納豆・豆腐・そば・ごま・緑茶などがあります。ぜひLOH症候群(加齢男性性腺機能低下症)が気に鳴る方は食べるように心がけてください。

あとは糖質制限して身体を温めて運動をすれば大抵のことは良くなってしまいます。と言いつつ私も注意します。

何事もバランスが大事。

働き盛りの男性を襲う「更年期障害」と鍼灸

鍼灸師の草野です。最近は男性の更年期障害も増えています。漢方の考え方の中には「気・血・水」があります。漢方では気・血・水の3つの要素が体内を巡ることで健康が保たれていると伝えられてきています。「気」は、目には見えないですが生体を支えている根源的な生命エネルギーのことで気迫とか精気みなぎるとかの言葉もありますが、文字通りその人のもっているエネルギーです。「血」は文字通りの血液と考えたほうがわかりやすいです。「水」は透明な液体を指しまからリンパ液などと理解するとわかりやすいですね。「気・血・水」の量が不足したり、流れが悪くなると病的な状態が身体に現れることになります。 漢方薬では男性更年期障害では「補中益気湯」「八味地黄丸」、女性更年期障害では「加味逍遙散」「桂枝茯苓丸」「当帰芍薬散」が処方されることが多い様です。 当院には、漢方に詳しい佐藤先生がいますから、お気軽にご相談ください。

長年、LOH症候群(男性更年期障害)の患者を診察してきた「まるも腎・泌尿器科クリニック」(東京都大田区)の丸茂健院長によると、主な症状は、(1)気持ちが沈む(2)夜眠れなくなる(3)性欲が減る(4)汗をかきやすくなる-の4つ。丸茂院長は「少しでも当てはまる症状があれば、早めに受診してほしい」と呼びかける。  LOH症候群の原因は、加齢やストレスで男性ホルモンが減少することとされる。男性ホルモンは、20代をピークに緩やかに減少し続ける。60歳以上の2割、80歳以上の半数は、男性ホルモンが20代の平均の半分以下になるという。男性ホルモンの減少速度の個人差は大きいため、発症する年代は30代後半から80歳以上までと幅広い。  治療では、月に1~2回、注射で男性ホルモンを補うほか、塗り薬や漢方薬を定期的に使用する方法が一般的。病院によって保険診療か自費診療かが異なるので、治療の際には良く確認することも重要だ。働き盛りの男性を襲う「更年期障害」とは? 鬱病と混同し悪化するケースも

ツボ 男性の病気もいろいろとあるんですよね。更年期障害や不妊症といえば女性の婦長と思いがちですが、男性にもありますので、なんかおかしいなと思ったら、病院はもちろんですが、鍼灸院などで治療をすることも選択肢のひとつとしていれていただきたいものです。あん摩・マッサージと鍼灸を組み合わせたら効果的と思いますよ。

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AGA008 抜け毛と血糖値

ブログ大変ご無沙汰してしまいました。本年もコツコツとブログ更新して参りたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

さて、最近同年代の薄毛や抜け毛の話題が多いのですが、40歳前後から50歳にかけて体質も変わってくるのでこのような悩みも増えてきます。

▼AGA(男性型脱毛症)の主な原因は、男性ホルモン(テストステロン)です。

AGAの主な原因は、男性ホルモン(テストステロン)です。毛髪や皮脂腺に存在する「5α-リダクターゼ」という酵素の働きによりテストステロンは「DHT(5α-ジヒドロテストステロン)」に変換されます。DHTは毛乳頭内の受容体と結合して、発毛や育毛の機能を低下させます。

これだけなら、AGA(男性型脱毛症)の薬であるプロペシアなどを皮膚科にて処方してもらい飲用すれば半年もすれば頭髪もフサフサになることも多いでしょう。しかし冷え性があったりとストレスなどで血流が悪くなっている場合は冷えをとり血流を良くしないとなかなか毛髪が生えてこないことが多いです。

その場合は鍼灸も併用すると良いと思います。西洋医学的なアプローチや東洋医学的なアプローチをしても3ヶ月から6ヶ月の間治療が必要です。

▼糖質制限で抜け毛も減る!?

糖質制限食を実践すると全身の代謝・血流がよくなります。血糖値の状態が安定してくると毛髪を造る細胞も元気になりますので髪の毛の栄養状態が改善し髪の毛が元気になったり、薄毛だった人が髪の毛生えてきたなんていうこともあります。

そして、当院で治療していた方は熱鍼を用いて頭皮に施術をしていたところ抜け毛が減り明らかに髪のボリュームが増しました。これも鍼灸治療で血流や冷えが改善しさらに毛根にヒートショックプロテインが作用して毛髪が元気になったのではないかと考えております。

ヒートショックプロテインはそのようなダメージを受けたタンパク細胞を修復して正常な細胞に修復してヘアサイクルの回復と異常脱毛を回避させ健康な髪の育成をはたしているのでしょう。

ツボ
髪の毛が薄くなったら、スキンヘッドにすればいいと思っていましたが。いざ、薄毛になるとちょっと気になるものですね。自分自身の治療もしっかりとやって髪の毛はもちろん心身ともに健康を実現していきます。

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CLM113 男性の更年期障害

男性の更年期障害。女性の更年期障害はよく聞くと思います。閉経前後になるとほてり、イライラ、動悸などの症状がでます。男性でも同じようなことがあります。しかしあまりまだ世間的に認知されていないようです。

先日、男性の新患さんで奥様から「あなたうつなのでは?」と言われて病院に行き数ヶ月薬を飲んでから来院されました。薬を飲んでもすっきりしない。お腹はすくけど食べたくない。肩こりがものすごい。さらに表情があきらかにどんよりとしていました。

睡眠もあまりとれない。しかし、これについては深く聞いてみると5時間は寝れているということでした。結構多くの方が自分は寝れていないと言って安易に睡眠薬などに頼る傾向にあります。これは注意しないとなりません。睡眠薬にも長期服用により副作用がでるからです。

◯依存性がかなり強い
◯肝臓に相当負担がかかる場合がある。
◯脱力感を伴う副作用が飲めば飲むほど強くなり、精神不安定が増す場合もあり急にやめることができない
◯睡眠薬を飲んでも不眠症やうつ病が根本的に治らないことが多い
◯長期間使うと副作用が出やすくなり、なかなか薬を辞められなくなる

以上のことがあります。まずは薬に頼り切りになる前に主治医の先生と相談はもちろんですが、ぜひ東洋医学的なアプローチもご検討ください。

男性更年期は、ともすれば見逃されがちなのです。
しかし最近、男性更年期は「LOH症候群」という言葉
に置きかえられて、注目されています。

LOH症候群の症状を以下に挙げてみましょう。
精神症状として不安、イヤイラ、うつ、不眠、集中力の低下、
記憶力の低下、性欲の減少などです。

一方、身体症状としては筋力低下、疲労感、めまい、耳鳴り、
頻尿、「朝立ち」の消失などがあげられます。
いくつかあてはまるという男性は少なくないと思います。

実は、LOH症候群の患者さんは、少なく見積もっても
60歳以上の男性の2割、70歳以上の3割、
80歳以上の5割おられると推定されています。引用元朝日新聞の医療サイト

ツボ
男性の更年期障害も意外に隠れていることが多いのでしょうね。あまり無理せず心身を壊しては仕事もできなくなってしまいます。その前にメンテナンスをする習慣も作っていただきたいです。

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LOH症候群ー加齢男性性腺機能低下症候群診療の手引き―男性ホルモン低下による男性更年期障害,ED,心身症
LOH症候群ー加齢男性性腺機能低下症候群診療の手引き―男性ホルモン低下による男性更年期障害,ED,心身症 日本泌尿器科学会

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