CLM070 ラグビーはサッカーの試合中に生まれた!?はうそ


突破を試みる帝京大のCTB権裕人。連覇狙う男たちは気力も充実している
(撮影:BBM)引用元ラグビー共和国(RUGBY REPUBLIC)のNEWSページです。

ラグビーもシーズンが深まってきましたね。母校の青山学院大学はなんとか1部残留をいたしました。いろいろと課題もある中、現役選手が全力で闘った結果です。おめでとうといいたいです。一度下がると這い上がるのは大変ですから。

そして、もうひとつ母校の国学院久我山は順当に全国大会、花園への切符を手にしました。あとはひとつでも多く勝ってほしいというのがOBとしての気持ちです。最近ではなかなか決勝の舞台まで勝ち上がることがないですが、今年こそと期待して見守りたいと思います。

最近のラグビーは本当に体格といい、スピードといい年々向上しています。見る方は迫力満点で楽しいですがやるほうは本当に身体のコンディションを維持するのがとても大変なのではないかと思います。

ラグビーは本当にいいですね。

がんばらラガーマン!

▼ラグビーはサッカーの試合中に生まれた!?

.よくある誤解
~“ラグビーはサッカーの試合中に生まれた”はウソ!?

 ラグビーの起源を探るにあたり、まず、今日「ラグビー誕生の物語」として日本に広まってしまった、ある有名な誤解から紹介しましょう。

ラグビー誕生の物語・誤解の一例

 ウェッブ・エリスという少年が「ラグビー」という名前の学校で行われた、サッカーの試合中、興奮のあまりハンドのルール(禁則)を無視してボールを手で拾い上げてしまい、これが後のラグビー・フットボールの起源となった。

 この説に対しては以下の三点が反論となります。

サッカーが正式に成立したのは1863年です。

対して、エリスがラグビー校に在籍していたのは1816年~1825年であり、当時はまだサッカーという競技は存在していませんでした。

エリスがプレーしていたのはラグビー校が独自にルールを定めた「フットボール(サッカーとは別物です)」という競技であり、この当時のルールではボールを手で扱うことが認められていました。よって、エリスがハンドの反則をとられることはあり得ません。

(詳しくは後述しますが、エリスが犯した反則はハンドではなく、ボールを持って前に進む「ランニングイン」でした。)

ラグビー・フットボールはルールが何度も変わっており、競技として成立した時期を断定するのは困難ですが、ラグビー校がランニングイン容認を明文化したのは1845年のことでした。エリスは20年前に卒業している計算になります。

1823年の出来事として記録されているエリスのランニングインを取り上げて、これがラグビー誕生の瞬間、ルール改正の直接のきっかけだった、と主張するにはやや時代が離れ過ぎています。

 この誤解はサッカー(Soccer)という言葉と、フットボール(Football)という言葉を混同したために起こった、時代背景を無視した相当粗雑な説であるにも関わらず、日本では驚くほど広く知れ渡ってしまったラグビーへの誤解の一例です。

 もちろん、現在は英語の「Football」という単語がいわゆる「サッカー(Association Football)」を意味する場合も多々ありますが、このエリスの物語に登場する「Football」は「原始フットボール」とでも訳すべき、現代のサッカーとは全く別の競技でした。

 誤解が広まってしまった一因に、この部分の誤訳があった点は否めません。

引用元よくある誤解
~“ラグビーはサッカーの試合中に生まれた”はウソ!?

ラグビーは奥深いのです。面白いですね!

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