GLI012 糖尿病と体重減少

糖尿病が進行してから体重が減少したのが糖尿病が原因だったのかと気づく人も少なくありません。中には体重が減少することでがんになったのではないかと心配してひとりで悩むひとも少なくありません。糖尿病でも血糖が高くなることで体重が減ります。

体重が減少する理由は?

急激に減少するのは脱水のためだと言われています。血糖が高くなると、ブドウ糖の代わりに脂肪がエネルギーとして使われるようになります。そしてからだの脂肪が減ってきます。

運動をしたりバランスのよい食事を実行して脂肪が減り、余分な体重が減ることは良いことです。しかし糖尿病による体重減少は病的と言われているのは標準体重以下になってもまだ減少をつづけるのが特徴です。

メカニズムは食事から身体内に入った糖質はブドウ糖に変換されます。細胞に取り込まれて体を動かすエネルギーとして活用します。しかし高血糖な状態が続くと体内にインスリンが不足して糖質をブドウ糖に変換できなくなりエネルギーにできなくなります。そうなると人間の体は蓄えていた脂肪をエネルギー源として消費し始めるために体重が減っていくわけです。

糖尿病の症状として、よく知られているものの1つに『体重の減少』があります。 急激に痩せてきたから、糖尿病を心配するということもよく聞きますよね。

糖尿病が原因で急激に体重減少が起きるのは、血糖増加により細胞の脱水症状が進むためです。

細胞の脱水症状による体重の減少ですから、水分補給がきちんとされれば通常、体重は元に戻るはずですが、 高血糖状態が改善されなければ浸透圧の関係も改善されないため、 いくら水分を取っても、尿として排泄されるだけで体重は元に戻りません。

それどころか、反対に高血糖状態が長く続くことで、体重はどんどん減少してしまいます。

インスリンがきちんと働いていないための高血糖状態ですから、 ブドウ糖は、細胞に取り込まれてエネルギーになることができないのです。

ブドウ糖をエネルギーにできなくなると、人間の体は蓄えていた脂肪をエネルギーとして消費します。

このため、体重がどんどん減少するのですが、 糖尿病が原因で体重が減少する場合、標準体重を下回っても体重が減り続ける特徴があります。引用元体重減少は高血糖による細胞の脱水症状が原因

ツボ
糖尿病の初期は自覚はありません。しかしなんらかの身体の変化、つまりはだるいとか小便の回数が増えたとか。なにか気になる点が出てきます。そこを見逃さないでください。ぜひひとりで悩まずに病院はもちろんのことお近くの鍼灸院にご相談ください。

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