HWN046 当たり前に呼吸ができていることに感謝しよう。

当たり前に呼吸ができていることに感謝しよう。人間は死ねば呼吸はしません。生きていれば呼吸をしています。こんな当たり前のことをおぎゃーと生まれてからずっと続けているのです。心臓の拍動は自分の意識ではほぼコントロールできません。ちょっと鼓動を早くしようと思って急激に脈拍を上げたり、また逆に下げることはできません。

呼吸は止めようと思っても限界があります。心臓も呼吸も通常は無意識に一定のリズムを刻んで、四六時中われわれの身体に生命を巡らせてくれているわけです。あらためてそう考えると本当に感謝して日々生活したいものですね。

▼呼吸メカニズム、初解明=脳のグリア細胞が調節―村山医療センター

無意識に行われる呼吸は、延髄の神経を構成するグリア細胞の一種「アストロサイト」がコントロールしていることを、国立病院機構村山医療センターの岡田泰昌室長らがラットを用いた実験で突き止め、1日、英医学誌に発表した。
 岡田室長によると、呼吸の基本的なメカニズムはこれまではっきり分かっておらず、解明されたのは初めて。睡眠時無呼吸症候群などの異常の研究にも役立つという。
 研究チームはラットの脳から延髄を取り出して観察。息を吸う際に神経細胞(ニューロン)が働いていることは分かっていたが、神経細胞の活動に先立ち、アストロサイトの一部が活動を始めることを発見した。このアストロサイトを興奮させると、神経細胞の活動を引き起こすことも確かめた。
 研究チームは、アストロサイトが神経細胞の活動を促し、横隔膜などの呼吸筋を動かしていると判断した。息を吸い終わると、神経細胞の活動が停止するなどし、息を吐く動作に移ると考えられるという。呼吸メカニズム、初解明=脳のグリア細胞が調節―村山医療センター

この発見が今後の医療現場で多くの人を救えるようになることを祈っています。

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