HWN079 産みたいのに産めない ~卵子老化の衝撃~


photo credit: josemanuelerre via photopin cc

最近は産みたいのに生めない悩みをもっている女性たちが増えていると聞きます。少子化を叫ばれてから時間がばかりが過ぎていくなかで本当に何が一番少子化に効果があるのか、また母子ともに健康な状態で子孫繁栄にするにはどうしたらいいのか。これはなかなか答えが見つからないというのが現状ではないでしょうか。

▼知られていない 卵子の老化

卵子は胎児のときに最も数が多くって、そして50歳でゼロになるまで、どんどん減少していくんですね。

減少するだけではなくて、染色体という遺伝のもとになっているところの、過不足が年齢とともに増加してきます。

それによって、妊娠が成立しない、妊娠能力がどんどんなくなっていくということが起こりえます。

同じような原因で、染色体の異常によって、流産も、それから着床障害、そして受精の障害も起こってきます。

(卵子の老化が不妊の大きな要因になっていることを)社会が知らないんだと思います。
まず日本では、生殖に関する教育を全くしてこなかった。

高校の教科書にも、なかなかそういった不妊症ということばが出てこない、家族計画ということばは出てきますけれども。

それから一般の人たちは通常、メディアを通じてそういった不妊の知識などを得ているんですけれど、芸能人の方々、例えば45歳で出産するというニュースが流れると、自分も45歳で出産できるというふうに誤解をされる方が多いと思います。

避妊ですとか、性感染症のところが中心的になっている、そういう教育がされてきた結果かなと思います。引用元:クローズアップ現代

確かにこのような身体のことについて知られていないことが多いです。最近ではそれこそ昔の年齢では考えられないような女性も増えてきておりますから、外見が若いからすべてが若いと錯覚してしまいます。しかし現実には卵子が老化していて着床できないという現象が起きているんです。

▼身体的な問題以外にも問題がある

男女は平等だと思いますし、どんどん社会進出してもらいたいと思ってはいます。しかし、そうなってくると子供と産むことと仕事との選択で悩んでいる女性も多いと思います。そうなると本当に何が良い選択なのか。わからなくなってしまいますよね。働きたい、でも子供も欲しい。だけど現実的には経済的な状況も踏まえて仕事を選択する場合もあるでしょうし。さて、この問題をどうやって我々現代人は解決していくか。女性の社会進出と子供を産みたい女性へのサポート。産みたいときに産めるサポート体制を社会で作り上げていく。両立する鍵は我々のような鍼灸師がもっともっとサポートできるのではないかと思っています。女性の健康とワークライフバランスについて病院などでのお薬を使ったりの最先端医療と東洋医学の良いところ取りをしてぜひ実現しましょう。

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