HWN116 黄砂、きょう日本列島覆う恐れ 今年初


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黄砂、きょう日本列島覆う恐れ 今年初。黄砂とPM2.5と花粉でトリプルショックで辛い方も多いと言いますから要注意ではありますね。


気象庁は9日、中国大陸から飛来する黄砂が10日にも、全国の広い範囲で観測される恐れがあると発表した。
 黄砂が日本列島をすっぽりと覆うのは今年初めてという。

 同庁によると、黄砂は10日午前には列島全域に飛来。西日本のほか、東北の一部や南西諸島など、濃いところで視界が10~7キロに悪化する可能性がある。
 今回の黄砂は、中国大陸内陸部のゴビ砂漠で強風によって巻き上げられた砂とみられる。黄砂が日本列島を包み込むケースは「年に数回ある」(同庁担当者)が、今年はこれまでなかった。

 視界が10キロ未満になると風景がぼんやりとかすみ、5キロ未満になると車や洗濯物への付着が目立ち始めるといい、同庁は「予測より飛来量が多くなることもあり、最新の情報を確認するようにしてほしい」としている。

 【用語解説】黄砂現象
 東アジアの砂漠地帯や黄土地帯から強風で舞い上がった砂が浮遊、降下する現象。日本でも2~5月にかけて偏西風に乗って運ばれてきた黄砂が観測され、ピークは4月とされる。黄砂の粒径は、おおむね3~5マイクロメートル(1マイクロメートルは1000分の1ミリメートル)。北米まで飛んだ事例もある。黄砂、きょう日本列島覆う恐れ 今年初

ここまで報道されているから私もてっきり黄砂の影響は凄いだろうなんて思っていたら、武田教授は黄砂は弱アルカリ性だからいいなんて事もおしゃっている。研究の余地はまだありそうですね。

黄砂は数1000万年前から絶えず大陸から日本列島に降ってくるもので、「自然現象」だ。一方、PMは石炭を焚いたりディーゼル発電などからでる人工的な物質です。黄砂が無機質、PMは有機物なので、水と油のような違いがあり、まったく別もので、また「黄砂にPMがくっつく」などということはない。

中国の砂漠などの大地から黄砂が発生するが。黄砂は太古の昔から日本に飛んできて、日本の大地を作り、食物を育て海を豊かにしてきた.黄砂は弱アルカリ性なので、とても良いものだ。

ところが、役所や最近の報道はややいい加減なので、黄砂とPMを両方「大気汚染物質」として一緒に測定したり、記事に書いたりしている。もともと、アメリカで大気中に浮遊する微小物質がPM10とかPM2.5 のような指標で示すことが決まったときには「砂塵のような天然物を除く人工物」となっていたが、日本の大気汚染法令では天然物を除いていない。

黄砂は粒径が数ミクロン(4ミクロンぐらいが中心)だから、PM10にもPM2.5 にも入る。PM2.5は2.5ミクロン以下と報道されることもあるが、2.5ミクロン以下の粒子が50%ある粒子群を言っているので、4ミクロンの黄砂も入る。「正しい」とはなにか?横糸編

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