HWN128 痒みのメカニズム、意外な正体が判明


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痒みのメカニズム、意外な正体が判明。痒みは痛み以上に治療を必要とする深刻な症状になりつつあるらしいです。やはり現代人の多くがアレルギーで悩んでいるからでしょう。それも年々増加傾向にあり、なんらかのアレルギー体質をもっている人がめずらしくなくなってきているように感じています。

痒みを引き起こすのは、B型ナトリウム利尿ペプチド(NPPB)という心臓から分泌される分子で、腎臓が排泄するナトリウム量を調節することで血圧を制御するはたらきが知られている。

 

チームがNPPBを研究することに決めたのは、痒みを感じる細胞から適切な分子を見つけ出す過程で、NPPBが有力候補として浮上したためだ。

 

しかし、それにはまずNPPBが脳に痒みを感じさせる神経伝達物質として作用していることを突きとめなければならなかった。

 

そこでチームはマウスの皮膚にNPPBを注入したが、何も起こらなかった。ところがNPPBを脊髄が他の神経と連絡する部位に注入したところ、マウスは体をかき始めた。痒みの発生を示す何よりの指標だ。

 

続いてチームは、NPPBをもたないマウスを遺伝子操作で作りだした。痒みの原因となる複数の化合物にさらしたところ、マウスは全く体をかかず、「これだとわかった」とフーン氏は述べる。NPPBをもたないマウスは痒みを感じることがなかった。

 

痒みの感覚それ自体は、おそらくわれわれを疾患から守るために進化したものだとフーン氏は述べる。「痒みというと、あの皮膚を伝わるいやな感覚を思い浮かべるかもしれないが、痒みはわれわれを守り、皮膚についた刺激物を害になる前に取り除くための手段だ」。引用元: 痒みの源に迫る

ツボ
今回のニュースで重要なことは、痒みが重要な症状になりつつあるとすれば、さらに慢性の痛みや不調を引き起こすことがこれから増えると考えられるからです。なんらかのアレルギーを持っているかたは、腰痛肩こりにはじまり、頭痛・めまい・こむら返り・関節痛などでも悩んでいる人が多いからです。

まあ、しかし痒みの原因が究明できればその後の痛みや不調を引き起こすことが少なくなるとも言えますので今後の研究に注目しています。

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