RCH013 糖質制限で痩せないひと


私の研究の一つして糖質制限食についてみなさまのためになる動画をピックアップしてこちらのブログにアップしていきたいと思います。

最近ちょっとした席で糖質制限は危険だというお話をしているのを耳にしました。わりと体格の良い方でした。私が糖質制限を実施して痩せました。123キロから93キロまで体重が落ちました。心配してくれる人も多いですが、私はいたって体調がよくとても良かったと思っています。

まあ、見た目も良い方がいいのでこれから少しずつ60歳でシルベスタースタローンとまではいかないまでもマッチョな身体にしていこうと思っています。

糖質制限をスタートする際の準備として

まずはしっかりと学ぶことが大切です。糖質制限で著名な江部先生の本やブログをしっかりと読むことをおすすめいたします。糖質を制限してやせない場合はやり方に問題がある場合がほとんどだと思います。

主食(炭水化物など)をぬいてはいるが、気づかないところで糖質を摂取してしまっている。糖質制限をして体調が悪くなる場合はなにか病気を抱えている場合もあります。そこのあたりをしっかりと見直す必要があります。

あとは、感覚で糖質制限食生活を見直すのではなく写真や日記をつけて振り返られるようにしていくことが重要です。

空腹時血糖…70~109mg/dl
食後2時間血糖…140mg/dl未満

HbA1c値は 5.8%(NGSP値6.2%)以下とされています

週刊現代(2月15日)の記事は、根拠なしの暴論。

こんにちは。

週刊現代(2月15日)の記事は、根拠なしの暴論です。

webサイトにまた載ったようですね。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/38359

糖質制限でたんぱく質が消費されすぎて筋力の低下や骨粗しょう症の危険があるなどの記事です。

私はすでに、2002年以来、12年間スーパー糖質制限食ですが、元気です。

糖質制限食で、筋力低下や骨粗鬆症を生じるというエビデンスは存在しません。

一医師が、持論を展開するのは勝手ですが、根拠となる論文も何も存在しないのですから週刊現代の記事は単なる憶測に過ぎないということです。

根拠のない憶測・暴論を検証もせず取り上げる週刊現代の姿勢には、憤りを覚えます。

<糖質制限食と世界の動向>
米国糖尿病学会は、2008年からは、部分的に糖質制限食を認め、2013年10月の栄養療法に関するコメントで、正式に「糖質制限食」を受容しています。

スウェーデン社会保険庁も、2008年から「糖質制限食」を公的に認めています。

英国糖尿病学会も2011年から「糖質制限食」を選択肢の一つとして認めています。

糖質制限食に関して、世界の趨勢に出遅れて、ガラパゴス状態なのが、日本糖尿病学会です。

Ketogenic Diet(ケトン食)は、スーパー糖質制限食より更に厳しい糖質制限を実践しますが、

2010年版COCHRANE LIBRARLY(コクラン ライブラリー)
2011年版NICE(英国政府ガイドライン)

という国際的に有名な公的治療ガイドラインに、難治性小児てんかんの治療食として採用されました。

このように、世界各国で「糖質制限食」は公的に認められています。

糖質制限食の安全性に関しても、少なくとも、米国糖尿病学会、スウェーデン社会保険庁、英国糖尿病学会、コクラン、英国政府において、容認されていることとなりますね。

<カロリー制限食の危険性と糖質制限食の安全性>
A)平均血糖変動幅増大
B)食後高血糖

現在、世界の医学界において、A)B)が糖尿病における最大の酸化ストレスリスクということが明白となっています。

勿論エビデンスとなる論文があります。

酸化ストレスは、がん・老化・動脈硬化・アルツハイマー病などの元凶とされています。

そして、このA)B)を生じるのは、糖質・脂質・タンパク質のうち、糖質を摂取したときだけです。

すなわち、脂質・タンパク質を摂取しても、A)B)は生じません。

そうすると、従来の糖尿病食(高糖質食)を摂取すれば、必ずA)B)が生じて、酸化ストレスリスクが増大することとなります。

一方、糖質制限食なら、A)B)は生じず、酸化ストレスリスクも生じません。

<糖質制限食の長期的安全性は理論的に明らか>

長期的安全性を担保する論文は「糖質制限食」にも「カロリー制限食」にも存在しません。

しかし、毎日「平均血糖変動幅増大」「食後高血糖」を生じるカロリー制限食を長期に続ければ、長期的にも悪い結果しかありえません。

短期的に破綻している食事療法(高糖質食)を長期に続けていい結果がでるわけがありません。

一方、糖質制限食なら、毎日の食事において、「平均血糖変動幅増大」「食後高血糖」は生じませんので、良いことを毎日長期に続けていけば良い結果が待っていることは明らかです。

<合併症の悲劇、カロリー制限食で合併症は防げない>

糖尿病合併症を防ぐには、「食後高血糖」と「平均血糖変動幅増大」を生じないことが必要不可欠です。

しかしながら糖質を摂取すれば、必ず「食後高血糖」と「平均血糖変動幅増大」を生じます。

すなわち、従来の糖尿病食(高糖質食)では、糖尿病合併症を防ぐことは理論的に不可能なのです。

年間
16000人が糖尿病腎症から透析 → 医療費800億円、
3000人が糖尿病網膜症から失明
3000人が糖尿病足病変から足切断

というのが厳しい現実なのです。

これらの方々は、全て医師や栄養士の言うことを聞かずに、薬もまともに内服せずに暴飲・暴食をしたのでしょうか?

いえいえそんなことはありません。

ほとんどの方は、医師や栄養士の言うとおりに、つらくとも我慢してカロリー制限食を実践し、酒も飲まず、運動もし、
血糖コントロールが徐々に悪くなれば、経口糖尿病薬が増えていき、それでも効果が良くなければ、インスリン注射を導入して、清く正しく頑張ってきたにもかかわらず、糖尿病網膜症、糖尿病腎症、糖尿病壊疽・・・を合併してきてしまったのです。

即ち、糖尿病患者さんに罪はないのです。

罪は一重に高糖質食にあるのです。

カロリー制限食(高糖質・低脂質食)を実践する限りは、かなり運が良くない限り糖尿病合併症から免れることは至難の技です。

「食後高血糖」と「平均血糖変動幅増大」を生じない、唯一の食事療法が糖質制限食であり、唯一の合併症予防食なのです。

<終わりに>

週刊現代の無根拠な暴論に対して、きっちりと根拠を示して糖質制限食の有効性と安全性を説明しました。

そして、きっちり根拠を示して、従来の糖尿病食(カロリー制限高糖質食)の危険性を説明しました。引用元 http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-2867.html

ツボ
今一度。糖質制限をスタートする際に注意が必要な人は以下の通り。

糖質制限食を実践される時のご注意】

 糖質制限食によりリアルタイムに血糖値が改善します。

このため既に、SU剤や速効型インスリン分泌促進剤の内服やインスリン注射をしておられる糖尿人は、低血糖の心配がありますので必ず医師と相談して頂きたいと思います。

血液検査で、活動性の膵炎がある場合、肝硬変の場合、そして長鎖脂肪酸代謝異常症は、糖質制限食は適応となりませんのでご注意ください。

糖質制限食は相対的に高脂肪食になるので、活動性膵炎には適応とならないのです。

肝硬変では、糖新生能力が低下しているため適応となりません。

長鎖脂肪酸代謝異常症では、脂肪酸が上手く利用できないので、適応となりません。

腎不全の場合は、患者さんとよく相談して、糖質制限食を実践するか否か、個別に対応することとなります。引用元 http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-2867.html

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