がん末期の余命、在宅・入院で差なく…筑波大と神戸大の研究チーム

こんちは。代表の草野です。訪問鍼灸マッサージで
いろいろな患者さんのお宅へ伺うことが多くなっております。

決して長いとは言えない1回の治療の中でいかに身体を楽にさせてあげることができるか。これは毎回必ず追求していることです。がんなどの難病を抱える方が在宅で医療を受ける際には慣れ親しんだ環境で診察や治療を受けることはリラックスできると考えております。

もちろん、病院にいたほうが医療環境を考えれば家族も安心なのは間違えありません。しかしながら昨今の病院のベッド数の問題など考えるともっと安心して在宅で医療を受けられる環境づくりを社会全体でしていかないと今後の少子高齢化を考えると早急に手を打たないとなりません。

がん末期の痛みを和らげるなどの緩和ケアを受ける患者の生存期間は、医療体制が充実していれば入院と在宅でほとんど差のないことが分かったと、筑波大と神戸大の研究チームが発表した。

 成果は米国のがん協会誌に掲載された。

 発表によると、チームは緩和ケアに取り組んでいる全国の延べ58施設でケアを受けた20歳以上の患者2069人(平均69・4歳)を調査。予測余命を日単位(14日以内)、週単位(15~55日)、月単位(56日以上)の3グループに分け、入院と在宅で生存期間を比べた。

 その結果、予測余命が日単位と週単位の場合、在宅ケアの患者は、平均生存期間がそれぞれ13日間、36日間で、入院した患者の9日間、29日間より長かった。月単位の場合は在宅が59日間、入院が62日間だった。

 ただ、調査対象となった医療機関は、在宅の患者にもスタッフが駆けつけられるなどケア体制が充実。入院と在宅の患者間での重症度の差などは考慮していない。

 調査にあたった筑波大の浜野淳講師は「在宅の方が長生きできるとは言えないが、自宅に戻ると余命が短くなるのではないかという、患者や家族の不安を和らげる材料にはなりそうだ」と話している。
引用元: がん末期の余命、在宅・入院で差なく…筑波大と神戸大の研究チーム

ツボ
2025年の日本では団塊の世代が75歳を超えて後期高齢者となります。さらに国民の3人に1人が65歳以上、5人に1人が75歳以上という世界でも稀な人類が経験したことのない『超・超高齢社会』を迎えると言われています。これがいわゆる『2025年問題』です。私もあと10年経過したら55歳。親は85歳。このような家庭がどんどん増えるわけです。これを考えると親はもちろんのこと我々団塊世代のジュニアがより元気で健康でいられる世の中を実現しないとなりません。鍼灸師・マッサージ師がいる当院としては積極的にこの超・超高齢社会に関わって健康で明るい笑顔のある生活を実現していく覚悟です。

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