働き盛りの男性を襲う「更年期障害」と鍼灸

鍼灸師の草野です。最近は男性の更年期障害も増えています。漢方の考え方の中には「気・血・水」があります。漢方では気・血・水の3つの要素が体内を巡ることで健康が保たれていると伝えられてきています。「気」は、目には見えないですが生体を支えている根源的な生命エネルギーのことで気迫とか精気みなぎるとかの言葉もありますが、文字通りその人のもっているエネルギーです。「血」は文字通りの血液と考えたほうがわかりやすいです。「水」は透明な液体を指しまからリンパ液などと理解するとわかりやすいですね。「気・血・水」の量が不足したり、流れが悪くなると病的な状態が身体に現れることになります。 漢方薬では男性更年期障害では「補中益気湯」「八味地黄丸」、女性更年期障害では「加味逍遙散」「桂枝茯苓丸」「当帰芍薬散」が処方されることが多い様です。 当院には、漢方に詳しい佐藤先生がいますから、お気軽にご相談ください。

長年、LOH症候群(男性更年期障害)の患者を診察してきた「まるも腎・泌尿器科クリニック」(東京都大田区)の丸茂健院長によると、主な症状は、(1)気持ちが沈む(2)夜眠れなくなる(3)性欲が減る(4)汗をかきやすくなる-の4つ。丸茂院長は「少しでも当てはまる症状があれば、早めに受診してほしい」と呼びかける。  LOH症候群の原因は、加齢やストレスで男性ホルモンが減少することとされる。男性ホルモンは、20代をピークに緩やかに減少し続ける。60歳以上の2割、80歳以上の半数は、男性ホルモンが20代の平均の半分以下になるという。男性ホルモンの減少速度の個人差は大きいため、発症する年代は30代後半から80歳以上までと幅広い。  治療では、月に1~2回、注射で男性ホルモンを補うほか、塗り薬や漢方薬を定期的に使用する方法が一般的。病院によって保険診療か自費診療かが異なるので、治療の際には良く確認することも重要だ。働き盛りの男性を襲う「更年期障害」とは? 鬱病と混同し悪化するケースも

ツボ 男性の病気もいろいろとあるんですよね。更年期障害や不妊症といえば女性の婦長と思いがちですが、男性にもありますので、なんかおかしいなと思ったら、病院はもちろんですが、鍼灸院などで治療をすることも選択肢のひとつとしていれていただきたいものです。あん摩・マッサージと鍼灸を組み合わせたら効果的と思いますよ。

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