ALG017 食物アレルギーの対策と予防


photo credit: angela larose via photopin cc

アレルギーというのは、子供も大人も問わず、そして男も女も関係なく悩んでいる人が多くいます。アレルギーの種類というのも実に様々です。

アレルギーは乳幼児がかかりやすい喘息、アトピーなどが代表的です。もちろん花粉症もアレルギーの一種です。鼻炎もアレルギーに一つですし肌が反応を起こす金属アレルギーなどがあります。

他にも、特に乳幼児に多く広まっている食物アレルギーなど多くの人が悩んでいます。

上記のようなアレルギーの中でも特に子供に多いアレルギーが食物アレルギーかもしれません。。食物アレルギーといっても、反応をしてしまう食品は実に様々です。

代表的な食べ物としては、卵や乳製品から小麦といったものが食物アレルギーの症状に多いかもしれません。

さらに蕎麦(そば)、落花生、さらには魚介類や大豆から野菜類に果物といったものまで原因として考えられています。

食物アレルギーが出てしまう方は1つでも何かしらのアレルギー反応を起こしてしまう食物がある場合はほかの食品についても注意が必要となります。

▼たまご

オボムコイドと卵白が陽性反応を示している人はケーキやクッキーなどの卵を含む物で身体に痒みがでることがあります。卵や卵を含むものすべて食べない方が望ましいです。

卵白が陽性反応で、オボムコイドの陽性反応は弱い人は卵焼き、オムライスなどの卵料理でかゆくなることがありますので卵を含む程度なら少し大丈夫ですが、卵料理や卵そのものは食べない方が良いでしょう。

卵白は陽性反応、オボムコイドは陰性反応である人でも生卵だけを食べると痒みがでることがあります。生卵はだめですが、火を通せば食べてもアレルギー反応が出ない人もいます。

▼乳製品

牛乳のタンパク質は大きく分けて、カゼインと乳清タンパク質に分けられますが、アレルギーを引き起こすタンパク質はβラクトグロブリン、カゼイン、αラクトグロブリンあたりと考えられています。

乳製品が大好きな人に鼻づまりが多いこともなんらかの関係があるのだと思います。このことを指摘している書物もあります。

▼小麦粉

パンやラーメンなど小麦を含んだ食品を食べた後に胃を通過した後に消化酵素によってタンパク質に分解されます。タンパク質に小麦アレルギーの原因となるグルテンなどのタンパク質が含まれいます。この小麦アレルギーを発症する人の血液の中には小麦タンパクと結合しやすいIGE抗体(免疫グロブリン)が存在します。小麦タンパク質は小腸から吸収され、血液中に入ると抗体と結合します。結合した物質が肥満細胞を刺激するのでアレルギー反応を呼び起こすと言われています。

▼ヒスタミン

ヒスタミンには全身の血管を開いて、血圧を下げる働きがあり急な血圧低下が起こってショック状態とることもあります。さらにヒスタミンは呼吸を困難にしてしまう作用もあり、気管支喘息発作状態を引き起こすケースもあります。意識が低下するアナフィラキシー・ショックも考えられるため注意が必要です。

▼そば

そばアレルギーはかなり重い症状の場合も多く、そば(ソバ)屋さんの前を通りがかって、わずかなそば粉を吸い込んでしまっただけでも症状を引き起こしてしまう場合もあります。
そばアレルギーで死亡してしまうケースもありますから要注意です。食べた本人はもちろんですが家族でさえもそばアレルギーということを知らずにいるケースもあるのでこの点は非常に注意が必要です。

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