糖尿病

RCH007 糖質中毒について③

私の研究の一つして糖質制限食についてみなさまのためになる動画をピックアップしてこちらのブログにアップしていきたいと思います。

空腹時血糖…70~109mg/dl
食後2時間血糖…140mg/dl未満

HbA1c値は 5.8%(NGSP値6.2%)以下とされています

ケトン体の効果はすぐに実感できる

 ケトン体の効果を実感するのは簡単です。まずは今日の夕食で、炭水化物を抜いてみてください。明日の朝は普段より一時間ほど早く、すっきりと目が覚めますし、顔のむくみもないはずです。ケトン体は、糖質を断って5時間ほどで発生するので、少なくとも24時間以内には、普段との違いを実感できるはずです。

 私が勧める“ケトン食”は、精製された白砂糖と炭水化物を摂取しなければ、あとは基本的には何を食べてもかまわない、というものです。白いご飯やパン、麺類、甘いお菓子や飲料はもちろん、小麦粉を使ったお好み焼きや餃子、デンプンを多く含むいも類、糖質が多めの果物(バナナ、パイナップルなど)も避けてください。

 これまでに、30人はどの方たちにケトン食を体験していただきました。その中の多くの人が「仕事に集中できるようになり、効率が上がった」と話しています。

 大きなプレゼンや商談など、「どうしても脳を活性化させたい」という機会があれば、ぜひ、その前にケトン食を実践してください。きっと、パフォーマンスが上がるのが感じられるはずです。

「朝ジュース」でケトン体質に!

「旬の野菜+旬の果物・柑橘類」を基本としたジュースを朝食にすると、血糖値とインスリンの分泌が安定し、ケトン体回路を働かせることができる

★朝ジュースの例(1人分)
 1)ニンジン1/3本+リンゴ1/2個+レモン1/2個+ミネラルウオーター100ml
 2)トマト(中)1/2個+グレープフルーツ1/2個+ニンジン1/3本+無糖炭酸水(ミネラルウオーター)100ml
 3)アボカド1/2個+レモン1/2個+クルミ10g+蜂蜜大きじ1(好みで)+ミネラルウオーター100ml

ポイント
●ジューサーでは繊維が捨てられてしまうので、ミキサーでジュースにすること
●無農薬のものを使うと、抗酸化成分のフィトケミカルを含む皮も摂れるので、なお良い
●昼食・夕食でも、炭水化物は避けること
ツボ
今回の動画では白澤先生は朝食をぬくのはダメだとおしゃっています。きちんと規則正しく三食を食べることが重要だということですね。これは三食目、要するに夕飯を18時前後に食べることができれば朝食を食べるといいと思います。しかし現代人のように21時前後まで働いて帰宅後食べてすぐ寝るような食生活習慣の場合は少し食べるタイミングを気にしてもらったほうがいいと思います。引用元 http://shuchi.php.co.jp/article/1559?p=1

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RCH006 糖質中毒について②

私の研究の一つして糖質制限食についてみなさまのためになる動画をピックアップしてこちらのブログにアップしていきたいと思います。

空腹時血糖…70~109mg/dl
食後2時間血糖…140mg/dl未満

HbA1c値は 5.8%(NGSP値6.2%)以下とされています

ブドウ糖なしでも脳は活動できる 糖質中毒に陥らないためには、「少しだけなら大丈夫だろう」と考えず、糖質を断つことが必要です。そう言うと、「脳のエネルギー源であるブドウ糖を断ったら、それこそ脳が働かなくなってしまうのでは?」と疑問を持つ人もいるかもしれません。でも、心配はいりません。近年の研究で、“ケトン体”という物質が、脳のエネルギー源になることが明らかになっているからです。

 ケトン体とは、炭水化物などの糖質の摂取を制限したときに、体内で発生する物質です。
 マウスを使った実験では、ケトン体を誘導するエサを与えることで、脳の認知能力が20%伸びたという結果が得られています。

 また、ココナッツオイルを摂取すると、ケトン体の血中濃度が上昇することがわかっています。アルツハイマー病患者にココナッツオイルを毎日摂取させたところ、脳の認知機能が著しく回復したという研究報告もあります。

 米国の医学会は、すでに、「ブドウ糖よりもケトン体のほうが脳にとって優れたエネルギー源である」という見解で統一されつつあります。日本の医学会は米国の医学会の後追いをしますから、日本でも、あと1年か2年もすれば、この考え方が主流になるでしょう。引用元 http://shuchi.php.co.jp/article/1559?p=1

ツボ
白澤先生の本日の動画ではカロリーを制限することでアンチエイジングにとても重要な遺伝子がONになると教えてくれています。一般的1日の摂取カロリーを目安を意識しながら糖質を制限すれば肉も脂肪も怖くないわけです。動物性脂肪を摂取したときはオメガ3が多く含まれたオリーブオイルやグレープシードオイルなどを適量つかったサラダなどをしっかりと摂取すればそんなに太るということもなくなるでしょうし、血糖値が高めの人にもおすすめできます。

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RCH005 糖質中毒について①

私の研究の一つして糖質制限食についてみなさまのためになる動画をピックアップしてこちらのブログにアップしていきたいと思います。

空腹時血糖…70~109mg/dl
食後2時間血糖…140mg/dl未満

HbA1c値は 5.8%(NGSP値6.2%)以下とされています

昼食後に眠くなるのは炭水化物と砂糖が原因

 仕事で疲れたときに、「甘いものを食べて脳にエネルギーを補給しよう」と考える人は多いと思います。しかし、甘いものが脳に良いというのは、大きな間違いです。

 確かに、ブドウ糖は脳のエネルギー源になります。しかし、一方で、糖質を過剰に摂取すると“糖質依存”に陥り、脳が徐々にむしばまれていくのです。

 糖質を摂ると、体内で何が起こるのでしょうか。

 まず、血糖値が急激に上昇し、膵臓から大量のインスリンが分泌されます。インスリンは血液中のブドウ糖を除去しようとするので、今度は血糖値が下がりすぎ、正常値よりも低い状態になります。すると、脳のエネルギー源となるブドウ糖が足りなくなり、脳がガス欠を起こして機能しなくなるのです。また、血糖値が急激に下がると、脳の働きに必要なアミノ酸が枯渇し、神経伝達物質が作れなくなって、脳が麻痺状態になります。

 つまり、「脳の働きを良くしたいから甘いものを食べる」というのは、完全な逆効果だということです。白いご飯やパン、麺類などの炭水化物も同様。炭水化物は糖類で合成される化合物であり、砂糖と同じ、糖質であることに変わりはありません。

 昼食後の会議は眠くてしかたないという人もいると思います。それは、昼食で砂糖や炭水化物を摂った結果、脳が機能不全に陥るからです。

 何より恐ろしいのは、糖質には中毒性があるということです。砂糖や炭水化物を日常的に摂取していると、より多くの量を食べないと我慢できなくなり、その欲求が満たされないと、イライラしたり、怒りっぽくなったりします。こんな状態では、とても仕事に集中することはできないでしょう。

 これは、糖質が脳へダイレクトに影響を与える物質だからです。白砂糖や炭水化物を摂ると脳のA10神経系というところが刺激されます。すると、ドーパミンという物質が分泌されて、強い快感をもたらします。このメカニズムは、コカインなどのドラッグを服用したときとまったく同じです。糖質の摂取時とコカイン摂取時で脳の同じ回路が使われていると考えれば、その中毒性の恐ろしさがわかっていただけるのではないでしょうか。

 マウスを使った実験でも、糖度10%の砂糖水を与えると、摂取量がどんどん増えることが確認されています。摂取量を増やさないと気が済まなくなるのです。糖度10%といえば、炭酸飲料やスポーツドリンクとほぼ同じ。これらの飲料を日常的に飲まないと気が済まない人は、すでに立派な中毒症状だと自覚すべきです。

 甘い食品によく使われるコーンシロップには果糖が多く含まれており、これも同様の作用をおよぼすことが明らかになっています。

 また、最近の研究では、現在、米国で栽培されている品種改良種の小麦に含まれるエクソルフィンという成分も中毒性を持ち、脳の働きを鈍化させることがわかっています。この点からも、小麦は避けるべきです。引用元 「糖質中毒」糖が脳をバカにする! 糖に変わる脳の栄養源「ケトン体」で脳力アップ

ツボ
現代人には糖質ほど怖いものはないことが少しずつわかってきています。もちろん糖質も必要な栄養素ではあります。しかし、嗜好品にまみれている現代では主食以外に糖質をとることが多いので制限をしていくことが大事です。ランチ後に眠気に襲われている方は要注意です。

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RCH004 糖質制限食について④

私の研究の一つして糖質制限食についてみなさまのためになる動画をピックアップしてこちらのブログにアップしていきたいと思います。

空腹時血糖…70~109mg/dl
食後2時間血糖…140mg/dl未満

HbA1c値は 5.8%(NGSP値6.2%)以下とされています

動物性脂肪や動物性タンパクですね。

① 赤肉(牛・豚・羊)
世界ガン研究基金の2007年の報告
World cancer reserch fund
http://www.wcrf-uk.org/preventing_cancer/recommendations.php
世界ガン研究基金の食生活指針の中で

「動物性食品 赤肉(牛・豚・羊)を制限し、加工肉(ハム、ベーコン、サラミ、燻製肉、熟成肉、塩蔵肉)は避ける。赤肉より、鶏肉や魚が推奨される。赤肉は週500g以下に。」

と記載されています。これは、ひとつの目安でしょうか。

「赤肉(牛・豚・羊)の摂取量を、週500g以下」というのは、日本人にとってはそんなに高いハードルではないですね。

ちり鍋、寄せ鍋、水炊き、湯豆腐、ちゃんこ鍋、かき鍋、石狩鍋・・・、野菜炒め、煮魚、焼き魚、おでん、ラカントSを使って麻婆豆腐、鶏肉料理・・・、週1回は、150gの牛ステーキを食べて・・・。

結構豪華な食生活でも、赤肉500g/週以下で目標達成ですね。でも、赤肉500g/週以下というのは、米国人には超厳しい目標ですね。

まあ、世界ガン研究基金には逆らうようですが、私個人の意見としては、赤肉をもう少し摂取してもいいような気がします。

②脂肪摂取量

柴田博著「ここがおかしい日本人の栄養の常識」(技術評論社)2007年 を参考にさせていただいて、
脂質摂取量80~100g/日くらいまではOKと思います。

そして脂肪摂取が40g以下とか少なすぎるよりは、100gを超えたとしても平均寿命に関しては、はるかにましのようです。

なお日本人の動物性脂肪供給量は、2003年の統計では米国の71.5gに対してわずか34.5gです。この国連食料農業機関の統計は供給量ですから、摂取量はもっと少ないです。

脂肪摂取量に関しては、

2010年01月28日 (木)のブログ「脂肪摂取量が多いほど寿命が延びる」
2010年02月12日 (金)のブログ「糖質制限食と脂質の摂取量・続き」
2010年02月15日 (月)のブログ「糖質制限食と脂質の摂取量・続き・お詫びと訂正」

をご参照下さい。

③コレステロール低下医療と脂質栄養の方向転換(プレスセミナー)
2009年10月20日(火)東京
主 催:金城学院大学「脂質栄養」オープン・リサーチ・センター、日本脂質栄養学会
後 援:日本薬学会
「コレステロール仮説の崩壊と動物性油脂の復権」 奥山治美(*)
コレステロール低下医療の方向転換が進み始めた。リノール酸摂りすぎが多くの病気を増やしており、また数種の植物油脂は実験動物に有害作用を示す。これに対し動物性脂肪は安全性が高い。健康に良い油脂の選び方は、完全に方向転換しなければならない。

日本脂質栄養学会の奥山先生は「リノール酸の摂りすぎが良くなくて、動物性脂肪は安全性が高い」と明言しておられます。植物性油脂の主成分がリノール酸です。

④<米国医師会雑誌2006年2月8日号>
米国の大規模介入試験において脂質熱量比率20%で強力に指導したグループは、対照群に比較して意外なことに心血管疾患、乳がん、大腸がんリスクを下げないことが米国医師会雑誌2006年2月8日号で報告されました。
総コレステロール値に関しても、両群に優位な差はありませんでした。

この研究は、5万人弱の閉経女性を対象に対照群を置き、平均8年間にわたって追跡した大がかりなもので、所謂EBM(科学的根拠に基づいた医療)的にはトップランクに位置する権威あるものです。
権威ある研究により、従来の常識(脂肪悪玉説)が根底から覆ったわけです。

①②③④
を合わせて考えてみると、少なくとも、大食漢ではない、通常の日本人が糖質制限食を実践するとき、結構お腹いっぱい食べても、動物性脂肪や動物性タンパク(赤肉)が過剰になる心配は少ないといえますね。 (^_^)

なお高雄病院方式の糖質制限食では、バターやチーズは0K食品です。

*)奥山 治美
薬学博士 東京大学薬学部卒。東京大学大学院薬学研究科修了。東京大学助手、名古屋市立大学助教授、教授を歴任。現在金城学院大学特任教授、「脂質栄養」オープンリサーチセンター・センター長。日本脂質栄養学会初代会長。名古屋市立大学名誉教授。脳機能、生活習慣病に及ぼす脂質栄養の影響を広く研究し、新方向へ転換を推進中。油の正しい選び方・摂り方、農文協、2008年 引用元 http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-1144.html

ツボ
糖質制限を開始すると満腹感がないのが気になります。しかし続けていくとなんとなくこんなものかと慣れてきます。
そうすると文字通り腹八分目になってきます。そうなると体重も少しずつ減ってきます。
下記は覚えておきましょう。

ば:バター
あ:アボカド
さ:魚
ま:マヨネーズ
た:卵
ち:チーズ
に:肉
と:豆腐
お:オリーブオイル
な:納豆
し:焼酎

ダイエットだとこの体重の落ち始めがとても楽しんで食事ができるようになってきます。
とにもかくにも、糖質まみれの現代人の食生活は改善したほうが良いことには間違いないと思います。

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RCH003 糖質制限食について③

私の研究の一つして糖質制限食についてみなさまのためになる動画をピックアップしてこちらのブログにアップしていきたいと思います。
糖質制限しているからと言って全くカロリーを考えないでよいという訳でもありません。

2000キロカロリー程度であれば糖質以外は何でも食べて大丈夫です。
ですがもちろんバランスよく食べてください。

肉も魚もOK。野菜もタップリと食べましょう。

空腹時血糖…70~109mg/dl
食後2時間血糖…140mg/dl未満

HbA1c値は 5.8%(NGSP値6.2%)以下とされています

2013年度の日本人の死因の順位をみると

1)悪性新生物(がん)が36万4,721人(28.8%)と最多。
 死亡者のおよそ3.5人に1人はがんが原因で死亡。
2)第2位は心疾患で19万6,547人(15.5%)、
3)第3位は肺炎の12万2,880(9.7%)、
4)第4位は脳血管疾患で11万8,286人(9.3%)。

です。

結局がんと動脈硬化(心疾患と脳血管疾患)が、死因の双璧ですね。

生活習慣病型のがんと動脈硬化は、スーパー糖質制限食で予防できる可能性が高いです。

肺炎も血清アルブミン4.3g/dl以上あれば、予防しやすいのです。

糖質制限食で動物性たんぱく質をしっかり摂取して血清アルブミンを増やせば、肺炎も予防しやすくなります。

死因の順位の5以下です。

5)老衰 6万9684人
6)不慮の事故 3万9435人
7)自殺 2万6038人
8)腎不全 2万5074人
9)慢性閉塞性肺疾患 1万6408人
10)大動脈瘤及び解離 1万6073人
11)糖尿病 1万3783人

糖尿病による死亡は、11位と意外に少ないように思えます。

しかし、がん・心疾患・脳血管疾患には、かなり色濃く糖尿病が関わっています。

肺炎も糖尿病のコントロールが悪いと重症化して命に関わります。

腎不全と大動脈瘤に関しても糖尿病がおおいに関わっています。

こうみると、日本人の死因トップ10の内、6つに糖尿病が大きく関わっているので、単独の糖尿病による死亡が、11位で少ないようにみえても、糖尿病に関しては油断も隙もあったものではないのです。

糖尿人やメタボ人のご同輩の皆さん、スーパー糖質制限食実践で、「血糖コントロール」「インスリン分泌コントロール」「肥満改善」を達成し、酸化ストレスリスクを減らして、動脈硬化・がん・老化・アルツハイマー病・・・を予防して、楽しい快適な人生を送ろうではありませんか。

江部康二 引用元http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-category-2.html

ツボ
ファミレスに行った際にもご飯やパンを食べずに肉やシーフードを食べれば良いです。あとは自分でソースやケチャップを使わずに塩や香辛料を使うようにします。揚げ物については衣を半分に江部先生はしていますね。こういうところも真似は簡単にできると思います
。今はまだ血糖値がそんなに高くない人でも境界値に近い人は実践するとメタボ対策およびダイエットになります。ぜひ実践してみてください。

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主食をやめると健康になる ー 糖質制限食で体質が変わる! 江部 康二

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RCH002 糖質制限食について②

私の研究の一つして糖質制限食についてみなさまのためになる動画をピックアップしてこちらのブログにアップしていきたいと思います。
糖質制限しているからと言って全くカロリーを考えないでよいという訳でもありません。

2000キロカロリー程度であれば糖質以外は何でも食べて大丈夫です。
ですがもちろんバランスよく食べてください。

肉も魚もOK。野菜もタップリと食べましょう。

空腹時血糖…70~109mg/dl
食後2時間血糖…140mg/dl未満

HbA1c値は 5.8%(NGSP値6.2%)以下とされています

日経トレンディネットの2014年3月13日
「炭水化物って、本当に悪者なの?」

という医学博士 大西睦子先生執筆の記事について、コメントいただきました。

まずは、大西睦子先生に一言、江部康二の著作やブログをみてほんの少し勉強していただけば、このような誤解だらけの記事はお書きにならないでしょうに、残念です。( ̄_ ̄|||)

以下一つ一つ、正しい知識を説明していきます。

それがそのまま、大西睦子先生の誤解への反論となります。

1)

スーパー糖質制限食実践者において、エネルギー源としてタンパク質を利用することは、ほとんどありません。

スーパー糖質制限食では「脂肪酸-ケトン体エネルギーシステム」が主たるエネルギー源となります。

2)

糖質を普通に食べている人の、血中総ケトン体の基準値は、「26~122μM/L 」くらいです。

つまり、糖質を食べている人でも、日常的に24時間血中ケトン体は存在しているわけです。

糖質摂取開始後3~4時間までは心筋・骨格筋の主たるエネルギー源はブドウ糖ですが、糖質摂取後4時間くらい経過すると、心筋・骨格筋など体細胞の主たるエネルギー源は<脂肪酸-ケトン体>に切り替わっていきます。

従って糖質を摂取している人においても、夜間睡眠時とか、日中でも空腹時は、心筋・骨格筋などの主たるエネルギー源は、実はブドウ糖ではなく<脂肪酸-ケトン体>なのです。

ケトン体は決して燃焼カスではなく、極めて効率のよいエネルギー源なのです。

このことを多くの医師・栄養士がご存じないのは大変困ったもので、医療現場で混乱のもととなっています。

3)

夜間睡眠時や空腹時などにもブドウ糖をエネルギー源としているのは、赤血球、脳、網膜など特殊な細胞だけです。

つまり糖質を普通に摂取している人においても、「脂肪酸-ケトン体」はごく日常的なエネルギー源として、全ての人類において利用されているというのが生理学的事実です。

4)

スーパー糖質制限食実践者の場合は、食事中にも「脂肪酸-ケトン体」がエネルギー源として利用されています。

つまりステーキを食べている最中にも脂肪は分解されて燃えているわけです。

このとき血中ケトン体濃度は、現行の基準値よりはるかに高値となりますが、インスリン作用が働いているので、生理的であり、全く安全です。

人類700万年間の狩猟・採集時代は糖質制限食なので、ご先祖は、日常生活の多くの場面で同様に「脂肪酸-ケトン体」をエネルギー源としていたと考えられます。

このことは、備蓄エネルギーの観点から考慮すると、体脂肪が10kgあれば、90000kcalとたっぷりあるのに対して、グリコーゲン250gなら、わずか1000kcalしかないことからもわかると思います。

すなわち

人類において身体の多くの細胞の主たるエネルギー源は「脂肪酸-ケトン体エネルギーシステム」

で、「ブドウ糖-グリコーゲンエネルギーシステム」は、緊急事態(闘争、逃走など激しい筋肉の収縮時)や運良く糖質を摂取できたときだけの予備システムであったということです。

5)

すなわち、インスリン作用があるていど働いていれば、血中ケトン体が現行の基準値より高値でも生理的状態なので、何の問題もなく安全です。

ちなみに、胎児胎盤の絨毛間液のβヒドロキシ酪酸(ケトン体の一種)濃度は、1730μM/L で基準値「76μM/L 以下」より、20~30倍高値ですが、胎児においてはこちらが基準値(58検体の平均)なのです。

同様に、生後4日目の新生児のβヒドロキシ酪酸濃度は240μM/Lで、やはり現行の基準値より高値ですが、新生児においてはこちらが基準値(312例の平均)なのです。

このように胎児、新生児において現行の基準値よりはるかに高値でも生理的で安全なケトン体が、成人においても危険なわけがないのです。

6)

一方、インスリン作用が欠落しているときの、糖尿病ケトアシドーシスは重篤な病態であり危険です。

言い換えると、インスリン作用が欠乏していない限り、「糖尿病ケトアシドーシス」は絶対に生じないのです。

このように、「生理的ケトン体上昇」と「糖尿病ケトアシドーシス」とは全くことなる状態であることを知る必要があります。

このことも多くの医師・栄養士がご存じないので、医療現場混乱のもととなっています。

7)

炭水化物は、現代の摂取状況では、悪者ですというしかないです。

そもそも炭水化物は、過去700万年の狩猟・採集時代は人類があまり摂取してこなかった栄養素なのです。

必須アミノ酸、必須脂肪酸、ビタミン、ミネラルは人類に絶対に必要ですが、必須糖質はないのです。

大西先生は「取り過ぎ傾向の炭水化物を減らす」のはいいと仰っています。

しかし例えば日本糖尿病学会が推奨する<糖質50~60%>という比率について、いったいどのように考えておられるのか聞いてみたいです。

700万年間の狩猟・採集(糖質制限食)時代に、形成された人類の消化管・栄養・生理・代謝などのシステムは糖質制限食に適合するように特化しています。

摂取エネルギーの50~60%をとるようなとんでもないバランスの食事が、如何にヒトの身体に負担になるか、想像にかたくありません。

すなわち現代人の普通の食事は、全て炭水化物の頻回過剰摂取といっても過言ではありません。

生活習慣病の根本要因は炭水化物の頻回過剰摂取とそれに伴うインスリンの頻回過剰分泌であると、私は考えています。

8)

なおスーパー糖質制限食は、カロリー無制限というわけではありません。

糖尿病学会のいうような、カロリー制限食は必要ありませんが、厚生労働省のいう標準必要摂取エネルギーが目安となります。

*炭水化物=糖質+食物繊維

江部康二引用元 http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-category-23.html

ツボ
現代は糖質に溢れていますから、それを食べ続けたり飲み続けた結果が血糖値が高くなるといって間違えありません。バランスを考え糖質を制限して食事をしていくことがとても重要だと思います。動画を見てぜひ理解して糖質制限に取り組んでほしいと思います。

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ツボ
いろいろな意見はあると思いますがやはり糖質制限については体感できる食事療法の一つだと思います。反対意見をみてみるとすこしやり方が間違えていたりすることがほとんどかなと思います。まずは糖質制限について学習していきましょう。

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GLI017 糖尿病と食事療法


世界的にみて国際糖尿病連合(IDF)の発表した数字をみると糖尿病有病者数は2013年現在で3億8,200万人(有病率 8.3%)。有効な対策を施さないと、2030年までに5億9,200万に増加すると予測されています。日本もひとごとではありません。

最近治療の現場で痛みや不調が治りにくい人あるいは慢性の症状で悩んでいる人のなかに血糖値が高い人が見受けられます。境界値に近い人達。いわゆる糖尿病予備群ということになります。

空腹時血糖…70~109mg/dl
食後2時間血糖…140mg/dl未満

HbA1c値は 5.8%(NGSP値6.2%)以下とされています

この数値を確認して高い人は食事療法が必要になります。そして私は江部先生が推奨している糖質制限による食事療法をおすすめいたします。

高雄病院方式の糖質制限食の基本スタンスは、「人類本来の食生活を目指す。」ということです。

人類の歴史は、約400万年です。

農耕が始まるまでの約400万年は、狩猟・採集が生業であり、魚貝類・小動物・動物の肉・内臓・骨髄・野草・野菜・キノコ・海藻・昆虫などが日常的な食料です。時々食べることができたのは、木の実・ナッツ・果物・山芋などでしょうか。

スーパー糖質制限食における総摂取カロリーに対する割合は

<脂質56%、タンパク質32%、糖質12%>

です。

すなわち、高脂質・高タンパク食であり、制限するのは糖質だけで、これくらいが「人類本来の食生活」に近い比率だと思います。

摂取する糖質のほとんどが野菜分の糖質です。400万年の進化の歴史において、野菜は日常的に摂取していたと思います。このことは、人類がビタミンCを体内で合成できないことからも、推察できます。動物性食品だけの摂取では、ビタミンCが必ず不足します。

従いまして、スーパー糖質制限食で野菜を摂取することは、ビタミンC確保の意味からも重要な意味を持っています。

つまり、適量の野菜(最低ビタミンC必要量)は、必ず摂取しなければなりません。ただ大量の野菜は、糖質量が増えるので要注意です。

次に果物やナッツ類は、秋を中心に季節ごとに少量は手に入るので、ご先祖も、当然摂取していたと思います。

但し、当時の果物やナッツは野生種ですから、現在流通しているものに比べたら、はるかに小さくてショボくて糖質含有量も少なかったと思います。

そして、じゃがいもやさつまいもを人類が食べ始めたのは、農耕開始と同じ頃かそれ以降です。

一方、山芋は、世界中にいろんな種類が山のなかに自生してたと思われ、たま~に運良く採集できたら、ご先祖も食べていたと思います。

このように考えてくると、糖尿人のスーパー糖質制限食においても、適量の野菜、少量のナッツ類、少量の果物、程度の少なめの糖質量は、人類の進化の過程で時々摂取していたものであり、人体の消化吸収・栄養代謝システムのおいても許容できる範囲と思います。

山芋は、さすがに糖質含有量が多いので、糖尿人はやめておくほうが無難です。

正常人が、健康のためにスーパー糖質制限食を実践する場合は、糖尿人より多めの野菜、適量のナッツ類、適量の果物、適量の山芋、くらいまでの糖質量は許容範囲と思います。

以上が高雄病院方式の糖質制限食基本スタンスです。引用元 糖質制限食のやり方のパターン

ツボ
楽天の星野監督が重度の腰椎ヘルニアおよび黄色靭帯骨化症で戦線を離脱しておりますが、重度の糖尿病も抱えているため手術ができないでいるという週刊文春のニュースがありました。このように血糖値が高いと合併症が命を危険にさらすことになります。少しでも早く食生活習慣を改善していただきたい思っています。

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GLI016 糖尿病と腎症

糖尿病が原因でよくみられる合併症は、神経障害、網膜症、腎症の三つで、これらは糖尿病の三大合併症です。糖尿病になったら何が怖いかというと繰り返しになりますが、3大合併症が怖いわけです。

■こちらも読んでください。
GLI013 糖尿病と眼の障害
GLI014 糖尿病と神経障害

高血糖値は腎臓をだめにする

糖尿病性腎症は、糸球体の細小血管が狭くなってしまい十分に老廃物をろ過できないために起こります。その原因となっているのが高血糖です。ですからどうしても血糖値のコントロールというものが大切になるのです。

高血糖状態が続くことで糸球体の血管が硬化を起こし血管が狭くなると同時にろ過作用が低下してしまいます。すると、徐々にタンパク尿が出るようになります。そしてついには尿が出にくくなるので老廃物が体にたまって尿毒症になってしまうことが多くあります。本当に注意しないとなりません。

血糖値をコントロールして糖質制限食をしていくことをおすすめします。病院の検査等で血糖値が高いと出た方はいち早く血糖値をコントロールする生活を開始して身体のコンディションを整える鍼灸をぜひ受けてみてください。

糖質制限食だけが食後高血糖を生じないし、薬物の使用がないので低血糖も生じないので、糖尿病腎症の進行を防ぎ、また総死亡率も減らす可能性をもっていることがわかります。

患者さんへの説明は、結構難しいですが、

①「血糖コントロールが悪ければ、糖尿病腎症は転がるように進行する。」
微量アルブミン尿→第3期A→第3期B→腎不全→透析

ということをまず説明します。

そして、

②「糖質制限食で血糖コントロールが良くなれば、100%とは言えないが進行が防げる可能性がある。」と説明します。

第3期A(タンパク尿1g/日未満)の段階までは、

<高タンパク食による蛋白尿へのリスク>と<食後高血糖による蛋白尿へのリスク>
を天秤にかけるという言い方もできます。

このような臨床試験はないので、結論は出ませんが・・・。

ただ、第3期A(タンパク尿1g/日未満)の段階までは兎も角として、第3期Bの段階(タンパク尿1g/日以上)の段階になると、糖質制限食も含めて治療に難渋します。

ともあれ、できるだけ早い段階で糖尿病腎症を発見し、糖質制限食実践で血糖コントロールを良好に保つことが、現時点で最善の道と考えられます。

糖尿人は、3ヶ月~半年に1回、尿中微量アルブミンを検査して、早期発見に努めて下さいね。引用元 糖尿病腎症と糖質制限食

ツボ
血糖値をコントロールする上で糖質制限食を実施することはとても大切だと思います。カロリーも重要ですが世界的な流れでは糖質制限食のほうが血糖値コントロールには適していると思います。ともかく、早期発見、早期生活改善が重要だと思います。

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GLI015 糖尿病と神経障害

血糖値が高くなってくると怖いのが何よりも合併症状であることはこのブログでも話をしてきています。しかし、人間とは怖いものでびりびり・じんじんとした違和感も「これくらいなら大丈夫だろう」と症状が出た初期の段階では放っておく人がほとんどです。病院へ行って検査をして欲しいですし、ぜひ鍼灸院の門を叩いてほ欲しいとこころから思っております。

糖尿病になると、細い毛細血管がもろくなるなどのダメージを受けます。末梢神経に血液を運ぶ毛細血管が傷つくと、十分な酸素と栄養が運ばれなくなり、感覚や運動を司る神経と自律神経に悪い影響が及びます。

感覚神経が障害を受けると、手足の先に痛みやしびれといった症状が現れます。「ぴりぴり」「じんじん」といった痛みやしびれなどの症状を伴う人は約15%程度といわれていますが、自覚症状のない人も含めると30~40%にみられる頻度の高い合併症です1)。

糖尿病は、初期の段階では自覚症状がほとんどないため、足先に「ぴりぴり」した痛みや「じんじん」としたしびれを感じて、初めて糖尿病とわかる場合もあります。そのまま放置すると足の感覚鈍麻から切り傷などにも気付かず、感染を伴って細胞壊死を招き、切断を余儀なくされることもあるため、早期の治療が必要です。

1)堀田 饒:”第4章疼痛疾患 2.糖尿病性神経障害” 神経障害性疼痛診療ガイドブック 小川 節郎編 南山堂:124, 2010

自律神経は、障害を受けても感知しにくいため、初期では気づかないことが多いといわれています。自律神経は、体温や血圧など、人間が生きていくために必要な機能を調節している神経なので、障害を受けると、身体に様々な症状が現れ、QOL(生活の質)が著しく低下します。
引用元糖尿病神経障害って、どんな病気?

ツボ
現代の食事というのは糖質がほとんど占めているのではないかと思えてきます。外出先でお昼などに何か食べようと思うとなかなかないというのが現状です。自己管理をするうえで日常生活でいかに低糖質の食事をこころがけるか?ということはとても重要なことです。血糖コントールが現代人の健康においてとても大切なことと思われます。

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