糖尿病

GLI014 糖尿病と眼の障害


糖尿病の怖い合併症の一つして網膜症があります。東洋医学では、糖尿病のことを「消渇(しょうかつ)」呼びます。食生活のの不摂生・ストレス・体質など原因となり体内に熱が生じ、消渇(糖尿病)が起こると考えています。

消渇(糖尿病)では体内が乾燥することで熱を持つようになってしまうのが特徴です。糖尿病患者の7割前後の方が便秘気味になる傾向があります。身体の水分バランスを鍼灸治療で調整すると便秘や口の渇きなども減少し、血糖のコントロールにも良い影響を及ぼすことが可能です。さらに当院では菊芋の利用を推進しています。

糖尿病網膜症は糖尿病に付随してあらわれる病気です。
糖尿病にかかると、血液中の糖分を細胞がうまく吸収できなくなります。血液中の糖分が多い状態が続くと、やがて糖が血管に障害を与えるようになります。目の網膜にある血管は細いので特に障害を受けやすく、血管がつまったり、出血したりするようになります。

もともとある血管が障害を受けて機能しなくなってくると、栄養分などを届けられなくなるため、新しい血管(新生血管)が作られます。この血管はとてももろく、出血や成分の漏れをたびたび起こします。この状態が、視界がかすむ、視力の低下などの症状の原因になります。

さらに病気が進行すると、網膜剥離や緑内障といった病気を併発し、失明に至ることもあります。引用元糖尿病網膜症の症状

ツボ
眼の障害もいち早く対策をすることが大事になります。病院での治療はもちろんのことですが、温熱療法を一日も早く取り組むことで進行を食い止めることができますし、温灸で目全体を温めることですっきりと視界がすることがわかると思います。ぜひ一度ご相談ください。

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GLI013 糖尿病と血管の障害


当院では積極的に温熱療法を推進しております。温熱治療器を使用して身体を温めることで以下のような効果が期待できると考えられています。一番怖いのは糖尿病の合併症状で血管に障害が出ることです。血管障害の予防のためにも身体を温めることはとても重要です

糖尿病の合併症状について温熱療法で期待できること

1,代謝能力が向上することにより、ブドウ糖・脂肪酸の利用が促進されて血糖が低下する可能性が大きい

2,基礎代謝能力が向上することにより、インスリン抵抗性が改善することが期待できます。

3,身体の不調で運動ができない方も温熱療法を取り入れることで減量効果が期待できます。

4,温熱療法で体内にヒートショックプロテインを増やすことで高血圧やその他の病気(合併症)の予防が期待できます。

5,温熱療法で腎臓の働きが向上する事により余分な糖を排泄することによって血糖値が下がることで膵臓(すい臓)の働きが増進することでインスリンの分泌力が高まるなどの効果も期待することができます。

糖尿病の副作用でお悩みの方はぜひ相談してください。

糖尿病の合併症の多くが血管の病気と絡んでいるため、 糖尿病は実は血管の病気であるとさえいわれます。 糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症などは、細動脈や毛細血管などの比較的小さな血管の障害が中心となっておこる病気で、 専門用語で糖尿病性細小血管障害とよばれ、糖尿病に特徴的な病変であると考えられています。

しかし、比較的大きな動脈も糖尿病によって障害をうけることが多く、 これは糖尿病性大血管障害と呼ばれます。細小血管障害は血糖コントロールの影響が大きく、 大血管障害は糖尿病に共存する事が多い高脂血症などの影響が 比較的大きい事がしられています。したがって、大血管障害は、糖尿病以外でも見られる動脈硬化と同類と 考えて差し支えないでしょう。大血管障害によって心臓に血液を送る血管が障害をうけると狭心症や心筋梗塞が、 脳への血管が障害を受けると脳卒中がおこります。

糖尿病性の血管合併症による問題は、これらにとどまりません。 下肢への血行が障害されると、歩行障害やひどい場合は下肢の切断につながります。さらに、人体のあらゆる細胞や組織は血液から酸素や栄養を供給されて生きていますから、血管の障害に関連する糖尿病の合併症は体中どこに発生しても不思議ではないといえます。引用元京都大学糖尿病・内分泌・栄養内科

ツボ
糖尿病は本当に怖い病気です。しかし、いち早く対処をすればうまく付き合っていけることも確認されています。食生活を改善することがとても重要です。ぜひ一緒に取り組んでいきましょう。

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GLI012 糖尿病と体重減少

糖尿病が進行してから体重が減少したのが糖尿病が原因だったのかと気づく人も少なくありません。中には体重が減少することでがんになったのではないかと心配してひとりで悩むひとも少なくありません。糖尿病でも血糖が高くなることで体重が減ります。

体重が減少する理由は?

急激に減少するのは脱水のためだと言われています。血糖が高くなると、ブドウ糖の代わりに脂肪がエネルギーとして使われるようになります。そしてからだの脂肪が減ってきます。

運動をしたりバランスのよい食事を実行して脂肪が減り、余分な体重が減ることは良いことです。しかし糖尿病による体重減少は病的と言われているのは標準体重以下になってもまだ減少をつづけるのが特徴です。

メカニズムは食事から身体内に入った糖質はブドウ糖に変換されます。細胞に取り込まれて体を動かすエネルギーとして活用します。しかし高血糖な状態が続くと体内にインスリンが不足して糖質をブドウ糖に変換できなくなりエネルギーにできなくなります。そうなると人間の体は蓄えていた脂肪をエネルギー源として消費し始めるために体重が減っていくわけです。

糖尿病の症状として、よく知られているものの1つに『体重の減少』があります。 急激に痩せてきたから、糖尿病を心配するということもよく聞きますよね。

糖尿病が原因で急激に体重減少が起きるのは、血糖増加により細胞の脱水症状が進むためです。

細胞の脱水症状による体重の減少ですから、水分補給がきちんとされれば通常、体重は元に戻るはずですが、 高血糖状態が改善されなければ浸透圧の関係も改善されないため、 いくら水分を取っても、尿として排泄されるだけで体重は元に戻りません。

それどころか、反対に高血糖状態が長く続くことで、体重はどんどん減少してしまいます。

インスリンがきちんと働いていないための高血糖状態ですから、 ブドウ糖は、細胞に取り込まれてエネルギーになることができないのです。

ブドウ糖をエネルギーにできなくなると、人間の体は蓄えていた脂肪をエネルギーとして消費します。

このため、体重がどんどん減少するのですが、 糖尿病が原因で体重が減少する場合、標準体重を下回っても体重が減り続ける特徴があります。引用元体重減少は高血糖による細胞の脱水症状が原因

ツボ
糖尿病の初期は自覚はありません。しかしなんらかの身体の変化、つまりはだるいとか小便の回数が増えたとか。なにか気になる点が出てきます。そこを見逃さないでください。ぜひひとりで悩まずに病院はもちろんのことお近くの鍼灸院にご相談ください。

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GLI011 糖尿病と口渇多飲


糖尿病の初期症状は、しばしば、多尿、口渇、多飲といわれますが、 実際には、糖尿病の初期は無症状、または症状が自覚できない状態が多く、 のどの渇きや多尿を感じるころには、糖尿病がある程度進行している ことが多いようです。

糖尿病は高血糖状態になると、細胞から水分が浸透圧の関係で失われ、脱水状態になります。

細胞から出た水分は、尿となって体外に排泄されます。尿の量が増え(多尿)、 細胞が脱水状態になるので水分を必要となります。すると当然のどが乾きます(口渇)。 そして、飲み物をたくさん飲んでしまいます。(多飲)

しかし、やっかいなのは高血糖状態が続いていると、細胞と水分の浸透圧のバランスが崩れます。細胞は脱水症状のままで、飲んだ水分は尿となって排泄されてしまいます。

こうして、水分を多量に飲んでものどの渇きが癒されずに尿の量ばかりが増えるという症状が典型的です。

このような糖尿病の初期症状に『多尿』『口渇』『多飲』が あります。高血糖が原因で『多尿』『口渇』『多飲』の症状がでるまでタイムラグがあるので初期の段階では無症状といわれるのです。

<糖尿病ケトアシドーシス>

糖尿病はインスリンの作用不足があり、細胞内にうまくブドウ糖が取り込めなくなる病気で、そのため慢性の高血糖状態が生じます。

高血糖にもいろんなレベルがありますが、非常に重症の糖尿病を考えてみましょう。

血糖値が300~500mg/dl以上もあり、口渇・多飲・多尿・腹痛・悪心・嘔吐・脱水・意識レベル低下、尿中ケトン体が強陽性などの症状・所見があれば、糖尿病性ケトアシドーシスと診断できます。

もちろん血中ケトン体も高値であり、生理的食塩水の点滴・速効型インスリンの静注など緊急的治療が必要となります。

糖尿病ケトアシドーシスの時の総ケトン体値は、3000μM/dl以上(26~122が基準値)となります。

糖尿病ケトアシドーシスは、インスリン作用の欠乏による全身の高度の代謝失調状態です。

強調しますが、前提にインスリン作用の欠乏があり、それが全ての出発点です。

つまり、インスリン作用の欠乏がなければ、糖尿病ケトアシドーシスは絶対に起こらないのです。

『インスリン作用の極度の低下、インスリン拮抗ホルモンであるグルカゴン・カテコールアミン・成長ホルモンの過剰』

などにより、全身の高度の代謝失調、糖利用の低下・脂肪分解の亢進がおこり、高血糖と高遊離脂肪酸血症を生じます。
遊離脂肪酸は、インスリン欠乏下の肝では、急速な酸化をうけケトン体に分解されます。

インスリン作用欠乏から始まる流れ、

「インスリン作用の欠乏→拮抗ホルモンの過剰→全身の代謝障害→糖利用低下・脂肪分解亢進→高血糖・高遊離脂肪酸→ケトン体産生亢進→糖尿病ケトアシドーシス」

があり、結果としてケトン体が産生されて高値となるわけです。

ケトン体高値は、始まりではなくて、あくまでも結果なのです。

このように糖尿病ケトアシドーシスの本質は、インスリン作用の欠乏による全身の高度の代謝障害です。

その結果として血中ケトン体が高値となり、全身の高度の代謝障害のため緩衝作用がうまく働かなければ、アシドーシスや脱水となり、重症では昏睡にいたります。

結果としてのケトン体高値が、まるで、始まりであり原因であるかのように本末転倒して受けとめられ、「ケトン体はこわい」という誤解が生じたものと考えられます。

インスリン作用が確保されていて、緩衝作用も働いている限りは、ケトン体は極めて安全な物質です。

しかし、インスリン作用が欠落していて、緩衝作用もうまく働かない病態においては、ケトン体そのものに毒性はなくても、酸性の物質なので結果としてアシドーシスになるということです。

即ち現実には「糖尿病ケトアシドーシス時のケトン体産生の亢進」は、インスリン作用の欠乏が前提にある病態であり、1型糖尿病患者さんのシックデイやインスリン注射を中断したときに起こることがほとんどです。

2型糖尿病では、清涼飲料水多飲による、所謂「ペットボトル症候群」でケトアシドーシスを生じることがあります。

断食や 糖質制限食実践に伴う「生理的ケトン体産生の亢進」の場合は、インスリン作用の欠乏はありませんし、血液の緩衝作用も有効に作用していますので何の問題もありません。

例えば断食の初期は一過性にアシドーシスになりますが、緩衝作用で徐々に補正されていきます。

また、健常人が激しい運動をした場合にも、一過性に血中ケトン体は増加しますが、勿論、生理的現象です。

結論です。

インスリン作用が欠乏していて高血糖を伴う高度の代謝障害は、それ自体その時点で重症です。

この時結果として血中ケトン体が上昇してくれば、アシドーシスも合併して、「糖尿病ケトアシドーシス」となり、さらに危険な病態となります。

一方、インスリン作用が確保されていて高血糖を伴わない血中・尿中ケトン体の上昇は、生理的範囲内の現象であり、人類700万年の歴史のなかで日常的に経験されてきたことなので安全です。引用元ドクター江部の糖尿病徒然日記 

ツボ
糖尿病ケトアシドーシスの症状がでたらすぐに病院へいき治療と検査を受ける必要があります。その前に口渇多飲など明らかに通常よりも逸脱している症状を感じたらすぐにご相談ください。初期の段階であればあるこそ対策はあります。鍼灸でやれることもあります。しかし何よりも先に食生活の改善が必要になります。

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GLI010 糖尿病とインスリン抵抗性

運動療法でインスリンの効果を高めよう 【糖尿病3分間ラーニング】

インスリン抵抗性とは糖尿病の患者さんなら一度や二度は聞いたことがあるかと思います。以前からほとんど変わらずに身体内でインスリンが分泌されてもいるにも関わらず血液中のインスリン濃度から考えられる血糖降下作用がなく血糖値が下がりにくい状態のことを「インスリン感受性の低下=インスリン抵抗性」と言います。

2型糖尿病の発症する際には「インスリン分泌不全」と「インスリン抵抗性」が関係していることは既に知られていると思います。インスリン分泌が減少する原因の大きな要因の一つにに遺伝的要因と言われていますが、インスリン抵抗性は遺伝的要因と過食による肥満、運動不足およびストレスなどの環境的要因が加わります。

遺伝的な部分は自分ではどうすることもできないことがあるかと思いますが食生活管理についてはしっかりと取り組みをすることがとても大切だと思います。

糖尿病や肥満もさることながら、高血圧や脂質異常症についてもインスリン抵抗性の存在は見逃せない。
血圧を上げる調節機構、「レニン・アンジオテンシン系」によってインスリンの標的細胞内でのシグナル伝達は抑制され、インスリン抵抗性を引き起こす。一方で、インスリン抵抗性に引き続いて起こる高インスリン血症は、腎臓からのナトリウム排出を抑制したり、交感神経を亢進させるなどのさまざまな作用によって高血圧を招く。

インスリン抵抗性は、脂肪の合成と分解のバランスも崩す。毛細血管内皮細胞の表面にあり、血液中の中性脂肪を分解して細胞内に取り込む「リポたんぱくリパーゼ」は、インスリン抵抗性によって産生も活性も低下するため、血中の中性脂肪は行き場をなくす。また、脂肪細胞が分解して生じた遊離脂肪酸は肝臓へ流れ込み、中性脂肪が作られ肝臓に貯め込まれる。
まさにインスリン抵抗性は、メタボリック症候群とは切っても切り離せない関係にあるといえる。
(参考文献:藤田 敏郎 監修:目で見る脂肪細胞とインスリン抵抗性 メディカルレビュー社:2007)引用元解説
インスリン抵抗性は高血圧、脂質異常とも深い関連

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GLI009 糖尿病とインスリン

糖尿病とはランゲルハンス島B細胞から分泌されるインスリンというホルモンの不足かインスリンが体に行き渡っても、末梢においての作用が不足する事によって持続的に高血糖状態になる病気です。

高血糖は、膵臓のランゲルハンス島 B細胞におけるインスリンの分泌を低下させてしまいます。この様な状態が続くと各臓器、組織にダメージを与え腎臓、目の網膜、神経血管(動脈硬化)などにおける合併症を引きおこすのです。

この合併症が本当に怖いのです。自覚症状が出てからでは遅いとは言われています。ですが、自覚症状である口渇、多尿、多飲、多食、疲労感、掻痒感などを感じたらすぐに病院に行き検査と診断をうけましょう。そして、薬のちからに頼り切る前に鍼灸や食事療法をすることが大切です。

インスリンホルモンとは?

インスリンホルモンとは、膵臓のランゲルハンス島のβ細胞から分泌される血糖値を下げるホルモン。

 

糖尿病は血液中の血糖値(ブドウ糖濃度)がエネルギーとして細胞に取り込めない(糖代謝の異常)ために起こる病気です。

 

進行すると様々な合併症をもたらす生活習慣病の代表的な疾患の一つです。
健常な人は食事によって吸収されたブドウ糖(血糖)が、膵臓のランゲルハンス島のβ細胞から分泌され、血糖値を下げるインスリンというホルモンと結合し、細胞のインスリン受容体の細胞膜を通過しエネルギーとして取り込まれる仕組みになっています。

 

しかし、糖代謝の異常がある人はインスリンの分泌量が少ない、インスリンが分泌されても効かないなど「分泌量低下」や「効果低下」、細胞のインスリン受容体感度の低下などが原因で、インスリンと結合した血糖が細胞膜を通過できないために体のエネルギーとして取り込めず、行き場のなくなった血糖は血管内に蓄積され、慢性的に血糖が高まり糖尿病となるのです。

 

また、インスリンも血管内にダブつき、高インスリン血症が発症し動脈硬化を少しずつ亢進させるのです。

 

なぜ、そのようになるのかは長年の悪い生活習慣(過食・肥満・ストレス・運動不足・過度の飲酒)から、少しずつにドロドロ血液が作られて、全身の細胞に酸素と栄養が十分行き渡らないために細胞機能が低下し、免疫力まで低下していくために各細胞が本来の働きができなくなるため、と考えられています。引用元インスリンホルモンとは?

ツボ
自分の健康について過信していると怖いですよね。自分の身体の声に耳を傾けて体調管理をしていくことはとても重要なことです。遅くまで仕事をしなくてはならない時期もあるでしょう。早く床につけない時もあるでしょう。そういうときこそ、少し短い休憩時間を作ったり食べるものには気をつけましょう。

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GLI008 糖尿病の低血糖について⑤

ブドウ糖は身体の中で様々な働きをしてります。ブドウ糖は脳には必要不可欠のエネルギー源です。筋肉や内臓はブドウ糖以外のエネルギー源でも機能しますが脳はブドウ糖しか使えません。このような理由から低血糖になってしまうと、脳が働くことができなくり「昏睡」という最悪の状態を招いてしまうことになってしまうのです。

糖尿病の方の場合はとにもかくにも血糖値のコントロールがとても重要になります。しかし、炭水化物などの糖質を制限する医師 江部先生が指導されている糖質制限を参考にしながら実践していけば合併症状を抑えることができるます。ここまでコントロールできればそんなに苦痛もないかと思います。

今日は低血糖時の対処と注意をメモしておきます。

低血糖時の対処と注意点

対処方法

低血糖が起きてしまったとき、多くの場合は、先に上げたような冷や汗やめまいが起きますので、サインが出たらすぐに対応するようにして、一度、経験した人は自分の「これは」というサインを見逃さないようにして、具体的には次のような対処をします。

すぐに糖分をとる。吸収のいい糖質10~15g(ブドウ糖・砂糖・ジュース)をとって安静にし、10~15分ほど待ってもよくならないようなら、さらに同量を追加してとる。
症状が治まったら、食事がまだの場合は食事をとり、そうでない場合はご飯やパン、ビスケットなどの炭水化物を食べる。

 

低血糖を起こしたとき、車を運転している最中なら、安全を確認した上で、すぐに路肩に停車してから糖分を摂取します。我慢して運転を続けると、事故の原因につながって、とても危険です。

外出時はいつもブドウ糖や砂糖を持ち歩くようにして、すぐに手の届くところに持っているようにしましょう。

 

対処の注意点
アメや氷砂糖でも血糖値は上がりますが、即効性があるのはやはりブドウ糖です。ブドウ糖がないときはブドウ糖を含む市販のジュースを飲むようにします。糖分が含まれていない人工甘味料やダイエット飲料では効果が期待しにくいので、注意してください。

 

また、低血糖の症状が改善しないからといって、多く取り過ぎないようにしてください。後で高血糖になることがありますので注意が必要です。
引用元高血糖なのに低血糖?

ツボ
5回かけて糖尿病の低血糖についてメモしてきました。膵臓の負担をできるだけ減らすことを考えると糖質制限食が一番良いのではないかと思います。インスリンの薬が常時必要な状態の人も予備軍の人もぜひ一度生活習慣を見なおしていただきたいと思っています。すでに身体に何か症状が出ている場合は一度近隣の鍼灸院などにお問い合わせしてみてください。

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GLI007 糖尿病の低血糖について④

糖質制限食を始めてからきわめて体調は良いです。アルコールを飲んだ時にどうしても甘い物を欲してしまって食べてしまったときはありますが、それ以外は順調に糖質制限の食事ができています。

運動選手が引退後に糖尿病になったり、最近では元オリックスの清原氏が糖尿病?ということで話題になったりしましたが過食の中でもとくに炭水化物や甘いものや清涼飲料水などの飲み過ぎには本当に注意したほうがいいです。

さて、糖尿病の低血糖についてですが今日はインスリン過多による低血糖についてメモしておきます。

しかし、本当に清原氏は糖尿病なのでしょうか?ね。

インスリン過多

ひとが必要とするインスリンの量は、1日の中でもたえず、変化します。食事の量の増減や食事と次の食事の間の間隔、運動した量の多さなど、そのときどきに変化するにもかかわらず、一定の量の薬を服用したり、インスリンを投与しているので、時間帯によって必要とする以上のインスリンが作用してしまい、そのときに血糖値が下がり過ぎてしまうことがあるわけです。

 

つまり、必要とされるだろうと思われるインスリンを用意したにもかかわらず、そこまで必要としなかった場合、インスリンが働き過ぎて、今度は血糖値を過剰に下げてしまうので、低血糖に陥るケースが出て来てしまうのです。

 

健康な人は、血糖値が下がると拮抗ホルモンを分泌することで、血糖値を正常の70mg/dl以上に保とうとする働きがあるのですが、糖尿病の患者さんの場合、インスリンの分泌が悪くなっているのと同様に拮抗ホルモンの分泌もよくないことが多いので、さらに低血糖を促してしまうことにもなるのです。
引用元高血糖なのに低血糖?

ツボ
人間の身体は本当にまだまだ分からない事だらけです。歴史の中で人ついえることは炭水化物が主食になってきたのは近代になってからです。人間の身体には適量の糖質があればいいわけであとは他の栄養素をバランスよく摂取することがとても大事なのです。糖尿病の合併症状で悩んでいる過多はぜひ一度近隣の鍼灸院に相談することをおすすめいたします。

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GLI006 糖尿病の低血糖について③

インスリン注射をされている人は意外と多くいます。鍼灸院などに通院してくる患者さんの中にもインスリン注射をされている方がいます。みなさんおっしゃるのがやはり注射を打つようになる前にもう少し自分の食生活を改善しておけばよかったという声をよく聞きます。

糖尿病は一度なったら治らない病気と言われていますからなおさらでしょう。しかし、早めに血糖値をコントロールする低糖質食生活を実践していけば上手に糖尿病とつきあっていくことも可能です。ドクター江部の糖尿病徒然日記の江部先生の考えはとてもわかりやすく糖尿病患者さんの糖質制限について理解できますからぜひお読みください。

江部先生は否定的にかかれておりますが、当院の患者さんの中で糖質制限食を実践してさらに菊芋のサプリメントを摂取していただいている方で順調に血糖値をコントロールできている患者さんも多くいます。合う合わないがあるのは承知しておりますが、わたしは栄養素やサプリメントはどんどん試してみると良いと思っています。

インスリンと血糖値

インスリンは血液中のブドウ糖をエネルギーに変えることで、血糖値が上がらないようにしているホルモンです。糖尿病の人はこのインスリンの出が悪くなったり、よく働かないために、正常なコントロールができなくなり、血糖値を下げることができません。

そこで、糖尿病治療では、このインスリンというホルモンを出すように促す薬やインスリンそのものを投与することで、上がり続けている血糖値を下げるように薬物治療を行います。
薬物療法には飲み薬とインスリン注射があり、服用することで内部からのインスリンの分泌力を強めたり、インスリン注射によって、体外から不足するインスリンを補充します。

足りないインスリンを補うことで、高いままの血糖値を下げて、血糖値のコントロールを行うことができるわけですが、ひとが必要とするインスリンの量は常に一定ではないところに、「低血糖」に陥る原因があります。
引用元高血糖なのに低血糖?

ツボ
人間の身体は不思議です。科学や医学で証明されていることでも効果が現れない人もいれば効果がでる人もいます。なので私はいずれにしても可能性を否定せずに取り組みをしていくことがとても大切だと思います。糖尿病になったからと言って悩まずに明るく糖質制限食を実践して元気ハツラツで多くの糖尿病患者さんに生活して欲しいと思っています。

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GLI005 糖尿病の低血糖について②

血糖値をコントロールするには自分自身の意志を明確にすることも大切なことの一つです。血糖値をコントロールすることができれば糖尿病による合併症状に悩む事もぐんと減ります。やはり、低糖質の食事を実行して身体を温めて汗をかく事が一番良いと思っています。

低血糖の症状

血糖値がコントロールできずに高血糖状態が続くと、糖尿病の合併症が進んで行きますが、低血糖では、体が必要とする栄養素が足りなくなることで、次のような症状が現れます。

低血糖の症状
あくびや不快感、考えがまとまらない、急激な空腹感
だるい、眠気、目がちらつく、頭痛、無気力
発汗、手足のふるえ、体が熱く感じる、動悸、不安感、吐き気
【自律神経症状】血糖値の下がりすぎで起きる自律神経の症状で、血糖値低下の警告を行っている状態。
集中力の低下、錯乱、脱力、眠気、めまい、疲労感、ろれつが回らない、ものが二重に見える

【中枢神経症状】ブドウ糖の欠乏で脳細胞が正常に働かなくなりつつあることを示す状態。

【意識障害】自分でどこにいるかわからない状態。
この状態になると、自分の力では対処することができない。

【低血糖昏睡】車を運転中に昏睡を起こすと事故を起こしたり、歩いているときに昏睡を起こして思わぬけがをしてしまうこともあって危険。さらに最悪の場合はそのまま死亡することも。
引用元高血糖なのに低血糖?

ツボ
糖尿病になって絶望感を抱くよりもまずは糖尿病についてよく知る事が重要です。身体の中でいったい何が起こっているのか?これをよく理解する事。そして、血糖値をコントロールする食生活を実践していけば怖い事はありません。じっくりとつき合っていきましょう。そして、ぜひ一人で悩まないで鍼灸院へ治療へいらしてください。

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