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治るものと治らないもの。最近は本当に治らない症状とは何か。治る症状とは何か。このことについて考えています。
私の治療は研修時代から始まりました。そのときに学んだ療法の一つにテープ（シール）を使った治療方法です。テープといっても関節を固定するようなテープではなく、どちらかというとシールに近いテープやほぼシールのテープを使い、いわゆる東洋医学的なツボにシールを貼り、バランスを調整して痛みを軽減をしてできるだけ早く治す療法でした。
全ては患者さんのためにと本当に言えるのか。
そして、そこからすこし変化をして痛みがある患部に熱を送り込み血流を良くして症状を改善していく温熱療法を取り入れ、さらに症状が早く改善できるように日々治療をしています。
最近治療の主流に使っている磁気鍼というものがあります。磁気の力で血行を良くします。太い磁石と細い磁石を使ってツボを刺激していくのですが、このとき人によってはとても痛がる傾向があります。もちろん加減はいたしますが、どうしても患者さんにとっては私が必要だと思う刺激量で施術していますし、それほど強く刺激していないこともあります。
それでも、痛がる患者さんは痛がります。できるだけ痛くない治療をこころがけてはいるのですが。バランスというのは難しいものです。
痛いと言われたときに、本当にこの施術は患者さんのためにと本当に言えるのか。自分に問い聞かせました。今の私の見解では「施術にともなう多少の痛みは必要」となりました。できるだけ軽い刺激で治したい、治してあげたいとの思いから、当院では関節を鳴らしたりはしない方針です。
しかし、ツボへの刺激では症状を改善させるためにはある程度見極めながらこちらで刺激量を調整し、それでも痛いという場合は患者さんに我慢をお願いすることも改善への早道だと改めて考えております。※このように書くと全員が痛がるように感じてしまうかも知れませんが、ほとんどの患者さんは痛気持ちいい程度に感じている場合がほとんどです。ごく少数の方がほんの少しの刺激でも痛がる場合があることについて書いています。
当院の治療が効果が出やすい条件
当院の治療が効果が出やすい条件というものを書き出してみました。やはりいくらがんばってもすぐに治せない症状もある。しかし、治ったり、症状が改善している人たちも多くいます。
当院がお役に立てる患者さんの状態および条件
低体温である
冷え性である
薬を５種類以上服用していない。
以上の３つが比較的効果がでやすい条件になります。
最近本当に感じることは、慢性の症状で悩んでいる人の多くが薬を何種類か飲んでいます。降圧剤、コレステロールを下げる薬、睡眠導入剤、安定剤、痛み止め、消炎剤などです。もちろんそれらの病気や症状で悩んでいるのですから、その症状を抑えるのに必要な場合もあるでしょう。しかし、良く読むと薬には副作用があるのです。
自分が悩んでいる症状を抑えれているけど、その薬が原因で神経痛が出ていたり、眠くなったり、ぼーっとしたりする場合もあるのです。この場合は身体のバランスではなく、薬の副作用で身体に激痛でなくても神経痛を生じさせていたり、軽い頭痛や倦怠感を引き起こしている場合もあるのです。
その場合、薬の長所だけを引き出し、短所である副作用も身体に現れている場合は、東洋医学的アプローチによる治療は効果がでるのは時間がかかる場合が多いですし、なかなか患者さんが思い描くような結果がでない場合もあります。これを理解していただけない場合は私も心苦しいですが、今後は治療をお断りする場合も必要かなと思っています。
本当にそんなに薬が必要なのか。なんのためにそんなに薬を飲んでまで働くのか。生活があるから仕方ない。薬飲んで血圧下がっても他の痛みや不調で悩んでいたら意味ないのでは。でも高血圧が原因で脳の障害でも起こしたらどうするんだ。などなど、いろいろな治療家としても葛藤があります。とにもかくにも、患者さんの今の現状をわかりやすく説明して理解していただきそして患者さんとともに治療に臨んでいくことが一番大切だと痛感しています。
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大津 史子
じほう 2007-04 |
保険診療を行っています！
整骨院で治療を受けた場合の患者様のメリットは？
１，保険診療を受けられる整骨院は国に認められた治療施設です。
保険証の負担割合によっても異なりますが、例えば３割負担で初回６３０円～、２回目以降１６０円～になります。
２，保険診療は安心安全の*国家資格「柔道整復師」が施術にあたります。
３，整骨院では交通事故の自賠責保険も適応できます。この場合「受領委任」という方法で整骨院では最初から施術代金はいただかずに治療を受けことができます。
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*国家資格には医師・柔道整復師・はり師・きゅう師・指圧マッサージ師があります。