GLI015 糖尿病と神経障害

血糖値が高くなってくると怖いのが何よりも合併症状であることはこのブログでも話をしてきています。しかし、人間とは怖いものでびりびり・じんじんとした違和感も「これくらいなら大丈夫だろう」と症状が出た初期の段階では放っておく人がほとんどです。病院へ行って検査をして欲しいですし、ぜひ鍼灸院の門を叩いてほ欲しいとこころから思っております。

糖尿病になると、細い毛細血管がもろくなるなどのダメージを受けます。末梢神経に血液を運ぶ毛細血管が傷つくと、十分な酸素と栄養が運ばれなくなり、感覚や運動を司る神経と自律神経に悪い影響が及びます。

感覚神経が障害を受けると、手足の先に痛みやしびれといった症状が現れます。「ぴりぴり」「じんじん」といった痛みやしびれなどの症状を伴う人は約15%程度といわれていますが、自覚症状のない人も含めると30~40%にみられる頻度の高い合併症です1)。

糖尿病は、初期の段階では自覚症状がほとんどないため、足先に「ぴりぴり」した痛みや「じんじん」としたしびれを感じて、初めて糖尿病とわかる場合もあります。そのまま放置すると足の感覚鈍麻から切り傷などにも気付かず、感染を伴って細胞壊死を招き、切断を余儀なくされることもあるため、早期の治療が必要です。

1)堀田 饒:”第4章疼痛疾患 2.糖尿病性神経障害” 神経障害性疼痛診療ガイドブック 小川 節郎編 南山堂:124, 2010

自律神経は、障害を受けても感知しにくいため、初期では気づかないことが多いといわれています。自律神経は、体温や血圧など、人間が生きていくために必要な機能を調節している神経なので、障害を受けると、身体に様々な症状が現れ、QOL(生活の質)が著しく低下します。
引用元糖尿病神経障害って、どんな病気?

ツボ
現代の食事というのは糖質がほとんど占めているのではないかと思えてきます。外出先でお昼などに何か食べようと思うとなかなかないというのが現状です。自己管理をするうえで日常生活でいかに低糖質の食事をこころがけるか?ということはとても重要なことです。血糖コントールが現代人の健康においてとても大切なことと思われます。

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