HWM097 がんの「もと」から根絶


photo credit: lrargerich via photopin cc

がんの「もと」から根絶=薬効少ない「静止期」追い出す―新療法で再発防止期待。これはがんで悩まれている方が多い日本では期待度の大きい薬ですね。より一層の発展を見守りたいと思います。

▼がんの「もと」から根絶=薬効少ない「静止期」追い出す―新療法で再発防止期待

抗がん剤治療で消えたように見えても、がん細胞のもとになる「がん幹細胞」がわずかに残っているとがんは再発、転移することがある。九州大などの研究チームは、抗がん剤が効きにくいがん幹細胞を標的にした治療法を開発、マウスで効果を実証した。論文は18日付の米科学誌キャンサー・セル電子版に掲載される。
 増殖が速いがん細胞は、常に細胞分裂を行っているため、抗がん剤や放射線治療はこの分裂中の細胞を標的にしている。一方、がん幹細胞は増殖が遅く、ほとんどが増殖しない「静止期」にとどまっているため、抗がん剤などは効きにくく、再発のもとになっていた。
 九大生体防御医学研究所の中山敬一教授らの研究チームは、細胞を静止期にとどまらせる遺伝子「Fbxw7」に着目。血液のがんである白血病を発症させたマウスの同遺伝子が働かないように操作したところ、静止期にとどまるがん幹細胞が急減。このマウスに抗がん剤を投与すると、無治療のマウスや、抗がん剤のみを投与したマウスに比べ、生存率が大幅に向上した。
 同様の仕組みは、白血病以外のがんでも予測されているほか、同種の遺伝子はヒトでも確認されている。中山教授は「増えない細胞がなぜ静止期にあるかを突き止め、静止期から追い出して、たたくことができた」と話しており、今後数年をかけて、Fbxw7を一時的に働かなくする薬の実用化のめどを付けたいとしている。 
引用元時事通信

がん。新薬が次々と出てきているようですが、まだまだ完全とは言えないようです。西洋医学と東洋医学がタッグを組んでよりよい医療を受けられる社会システムも1日も早くできて欲しいものです。

鍼灸師として何ができるのか?

常に前向きに取り組みます。

▼おすすめ

「自律神経免疫療法」入門―免疫力を高めて病気を治す画期的治療法 すべての治療家と患者のための実践書
「自律神経免疫療法」入門―免疫力を高めて病気を治す画期的治療法 すべての治療家と患者のための実践書 福田 稔

三和書籍 2007-10
売り上げランキング : 104927

Amazonで詳しく見る by G-Tools

コメントを残す


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください