HWN035 がんの要因は過剰鉄分か=ヒトと同様の染色体変化―名古屋大

がん撲滅!これは当院の願いでもあります。鍼灸治療と温熱療法ががんの予防と抗がん剤使用中の患者さんの副作用を軽減するために有効です。今日はがんについてメモしておきます。

▼がんの要因は過剰鉄分か=ヒトと同様の染色体変化―名古屋大

実験用ラットに鉄分を投与し腎臓がんを発症させ、染色体が変化する様子を調べたところ、ヒトのがんと共通する特徴があることが判明したと、名古屋大の豊国伸哉教授らの研究グループが発表した。研究成果は29日付の米科学誌プロスワンに掲載された。
 豊国教授らは、ラットの腹に特殊な鉄分を過剰に投与し腎臓がんを発症させた後、ラットのがん細胞から染色体を抽出するなどして解析。ヒトの腎臓がんの染色体と比較したところ、似た位置に欠損や増加などの変化が見られたという。
 豊国教授は「ヒトのがんも、主に過剰な鉄分によって引き起こされている可能性がある。がんが発生する原理の解明に貢献できるかもしれない」と話している。(2012/08/30-09:12)がんの要因は過剰鉄分か=ヒトと同様の染色体変化―名古屋大

過剰鉄分とはどんな状態なのかこの記事だけではわかりません。鉄分を過剰に摂取するとなると普通の食生活では考えられません。鉄が多く含まれているレバーや肉、魚介類は鉄の供給源としてよく知られています。牛や豚の赤身の肉(筋肉)には、体内に吸収されやすいヘム鉄(吸収率は摂取量の23~28%)を含むミオグロビンが豊富です。運動量の多い筋肉には酸素がたくさん必要なので、酸素と結びつくミオグロビンが多くなるわけです。魚も、マグロやかつおなどの刺身が赤い色をしているのは、長い距離を泳ぎまわるのに酸素を利用するためミオグロビンが豊富だからなのです。このほか、レバーにも鉄が豊富に含まれています。レバー〈肝臓)は貯蔵鉄のストック場所ということで、鉄が多いわけです。

おそらくこのような食事を普通にしているだけでは鉄を過剰に摂取していることにはならないと思うので今後の研究結果に注目です。

▼おすすめ

「体を温める」と病気は必ず治る―クスリをいっさい使わない最善の内臓強化法
「体を温める」と病気は必ず治る―クスリをいっさい使わない最善の内臓強化法 石原 結實

三笠書房 2003-03
売り上げランキング : 4973

Amazonで詳しく見る by G-Tools

コメントを残す


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください