HWN086 新型出生前診断、条件緩和求める…産婦人科医会


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子は鎹(かすがい)とは良く言ったものです。二児の父親でもある鍼灸師の草野です。鎹は、二つの材木をつなぎとめるために打ち込む、コの字形の大釘です。まさに父と母をつなぐ重要な役割をしているのが子供です。

昨今は少子化が叫ばれていますが、それよりも私は鍼灸師として重要視しているのが女性の妊娠の高齢化です。卵子の老化が進むと赤ちゃんが健康で生まれてこない確率が高まりますから、母子ともにリスクが大きくなるのです。

高齢出産を否定しているわけではありません。高齢でも母子共に出産を終えた人は多くいます。しかし、実はその反対ケースも多くあるのです。

だからと言って、出生前に診断を受けて中絶に至ることも倫理上の問題が残ります。何が一番よいのか。社会全体で考えていく必要があります。

▼新型出生前診断、条件緩和求める…産婦人科医会

妊婦の血液で3種類の胎児の染色体異常がわかる新型出生前診断の指針案について、日本産婦人科医会(木下勝之会長)は、実施条件の緩和を求める要望書をまとめた。

 日本産科婦人科学会の意見公募(パブリックコメント)に対し、締め切り日の21日に提出した。

 指針案は、妊婦に適切な情報提供を行う遺伝カウンセリングを重視し、産婦人科医と小児科医が常勤し、どちらかが遺伝の専門資格を持つなどの厳しい実施条件を盛り込んだ。これに対し、要望書は、検査を希望する多くの妊婦に対応するために、「一般診療所や大小の病院も加われる条件にするのが現実的」とした。

 一方で、遺伝カウンセリングを行うチームについて、中絶手術を行う母体保護法指定医を加えることを求めた。

(2013年1月22日21時58分 読売新聞)新型出生前診断、条件緩和求める…産婦人科医会

私たち夫婦も以前一人目を授かったときは、うれしさ半分、かみさんも30半ばでの出産だったので、とにかく五体満足で健康であるようにと願っていました。女性が社会進出をすることをもっともっと推進するためにも、産みたい女性が産みたい時に産める社会の実現をしたいものです。

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