HWN108 <風疹>流行が全国拡大、3カ月で昨年上回る 男性患者多く


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風疹の流行が全国拡大、3カ月で昨年上回る 男性患者多く。このブログでも何度か取り上げておりますが、風疹が流行しているとのことです。

直ちに生命に関わらなくても、妊婦がかかると胎児も風疹ウイルスに感染し、「先天性風疹症候群(しょうこうぐん)」になる危険性があり難聴(なんちょう)や白内障(はくないしょう)などの障害を持って生まれてくる可能性があります。症候群が起こる可能性は、妊娠(にんしん)から12週までに感染すると高いことが分かっています。妊婦のいる家庭では本当に要注意です。


国立感染症研究所は2日、今年の風疹の患者数が3月24日までで累計2418人となり、3カ月足らずで過去5年間で最多だった昨年1年間の2353人を上回ったと発表した。首都圏や関西での増加が目立つが、全国的に広がっており、厚生労働省は感染拡大防止のため、風疹ワクチン未接種者に予防接種を受けるよう呼び掛けている。

 

 

風疹は風疹ウイルスによる感染症。主な症状は、発疹、発熱、リンパ節の腫れなどで、まれに重症化する。患者のせきやくしゃみのしぶきなどで感染する。

 

 

患者数は感染症法に基づき、国への報告が義務づけられている。2月18日以降の週から、毎週300人を超え、3月18〜24日は新たに292人が報告された。

 

 
都道府県別では、東京93人▽神奈川50人▽大阪30人▽兵庫23人▽千葉22人▽埼玉19人−−など首都圏と関西で拡大しているが、鹿児島11人▽静岡7人▽愛知、熊本の各4人−−など全国に広がっている。

 

 
患者のうち予防接種を受けていないか、不明と答えた人は2275人おり、全体の94%を占めた。

 

 
男性患者数は1894人で、女性患者524人の3.6倍にのぼる。男性患者の86%は20〜40代だった。この年代の男性は予防接種を受けていない人が多い。11年度の調査によると、20代男性の10人に1人、30代〜50代前半の男性の5人に1人は風疹の免疫を持っていなかった。
妊娠初期の女性が風疹に感染すると、胎児に難聴や心疾患、発達が遅れるなどの障害が出る恐れがある。妊婦は予防接種を受けられない。厚労省は「妊婦は人混みを避けて不要不急の外出を控え、家族など周囲の人は予防接種を受けてほしい。外出後は手洗いを心がけて」と呼びかけている。
【藤野基文】
引用元毎日新聞

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