HWN119 <淡路島地震>阪神、南海トラフとの関係は…

最近はちょっとそっとの地震では驚かなくなっていますが、さすがにこうも日本で地震が多いと今後の関東大震災についても心配になります。私は科学的な面からとスピリチュアルからの面の情報も取り入れながら準備をしておいたほうがいいかなと思っています。


兵庫県淡路島付近を震源として13日発生したマグニチュード(M)6.3の地震は、震源が近かった1995年の阪神大震災(M7.3)とは異なるメカニズムで起きた。地震のエネルギーが縦方向に移動したため、規模の割には震度が大きく、震度の強い地域が集中したのが特徴だ。

【現地から写真複数】水道管の破損で水が吹き出す道路 瓦が落ちた淡路城 地震で液状化した駐車場など

 今回の地震は、プレートに東西方向に圧力が加わったことにより、断層が上下にずれた「逆断層型」だった。逆断層型では、地震のエネルギーが縦方向に伝わるため、震源の上の地域で震度が大きくなる傾向にある。このため、地震のエネルギーはM6.3で、最大震度は6弱を観測。震度の大きい地域も震源付近に集中した。

 一方、最大震度7の阪神大震災は淡路島内を通る野島断層が水平方向に動いたことが原因。地震のエネルギーが水平方向に断層を通じて分散し、広範囲で強い震度の地震が相次いだと言われている。

 また、発生の可能性が指摘される東海、東南海、南海などでの南海トラフ巨大地震との関連を指摘する声もある。

 44年に東南海地震、2年後の46年に南海地震が発生した前後には内陸地震が相次いだ。日本列島に沿って太平洋側を走る海溝(南海トラフ)では海側のプレートが陸側のプレートの下に潜り込む。この影響で陸側のプレートがひずみ、陸側にある活断層がずれやすくなっているという。名古屋大の山岡耕春教授(地震学)は「日本列島はプレートに押されて圧縮されており、もともと地震が起きやすい。内陸で起きる地震もプレートにコントロールされている」と解説する。鳥取大の香川敬生教授(強震動地震学)は「今後も内陸性の地震が発生する可能性がある」とみる。

 一方で南海トラフ地震との関連は薄いとの見方もある。東京大地震研究所の古村孝志教授(地震学)は「阪神大震災によって発生地点のひずみの状況が変わったことに伴う地震だろう。ただし、南海トラフでの地震が近づくにつれ、内陸地震が増える傾向は歴史上知られている。これを機に防災への意識を高めておくことは大切だ」と話す。【渡辺諒、斎藤広子、池田知広】

備えあれば憂いなし。

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