RCH009 健康的な食生活 それが糖尿病の食事療法

私の研究の一つして糖質制限食についてみなさまのためになる動画をピックアップしてこちらのブログにアップしていきたいと思います。

空腹時血糖…70~109mg/dl
食後2時間血糖…140mg/dl未満

HbA1c値は 5.8%(NGSP値6.2%)以下とされています

ツボ

適切なカロリーはとても重要だと思いますが、糖尿病と診断された場合や血糖値が高い人は糖質制限をして食生活をコントロールしていくことがとても大切だと思います。

『担当医と栄養士の言うとおり、まさに現在の日本の糖尿病治療方法そのものを7年半誠実に頑張りました。

でも、検査する度に結果は悪くなる一方で、色々な薬を飲んでみても効かない上に副作用に苦しみ、もうどうなっても良いから通院するのはやめようかと思うようになり、疲れ果てていました。』

上記のるなさんのつらい体験は、従来の糖尿病治療を受けている他の多くの糖尿人においても、よくあることなので、兎に角、早急になんとかしなくてはなりません。

るなさんは、合併症として糖尿病神経障害ですが、もっと年数が経過した糖尿人だと、人工透析、失明、足切断といった
よりシビアな合併症を起こすことも多いのです。

基本的には従来の糖尿病治療(高糖質食+薬物療法)では、合併症を防ぐのは困難なのです。

アマリールは、食後高血糖を防がずに、空腹時低血糖を生じやすい薬物なのでるなさんには、即中止していただきました。

るなさんは7年間苦しまれたのですが、2014年2月1日から、糖質制限食を開始されて、

『2/1から2/25のスーパー糖質制限で、Ha1c7.2→6.9 中性脂肪325→194
食後2時間血糖値236→食後1時間血糖値178 』

見事に血糖コントロール良好となっておられます。

糖尿病学会的には、

HbA1c7.0未満、空腹時血糖値130mg/dl未満、食後2時間血糖値180mg/dl未満

を達成すれば、合併症予防効果ありとしています。

るなさん、達成されてます。

さらには

HbA1c6.0未満、空腹時血糖値110mg/dl未満、食後2時間血糖値140mg/dl未満

を目指していけば、糖尿病神経障害による足のシビレや痛みも、時間はかかるかもしれませんが、改善することも期待できます。

3月4日の診察で、担当医が受け入れてくださったのはとても良かったです。
柔軟性がある良い医師と思います。

なお、動脈硬化に関して、糖質制限食で長期的に悪化するというエビデンスはありません。

逆に82802人、20年間のコホート研究(ハーバード大学、2006年、☆)で、糖質制限食に心血管疾患のリスクはありませんでした。

これは信頼度の高い研究で立派なエビデンスです。

一方、上記論文によれば総炭水化物摂取量は冠動脈疾患リスクの中等度増加に関連し、 高GL(糖負荷)は冠動脈疾患リスク増加と強く関連していました。


Halton TL, et al. Low-carbohydrate-diet score and the risk of coronary heart disease in women. New England Journal of Medicine 2006;355:1991-2002.

江部康二 引用元:カロリー制限食7年間、症状悪化して糖質制限に

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