喘息

ALG023 アレルギー体質の人は要注意 PM2.5


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中国からの飛来が懸念される大気汚染源の微小粒子状物質「PM2.5」について このブログ でも記事を書いておりますが、改めてここにメモしておきます。

粒子状物質(りゅうしじょうぶっしつ、Particulate Matter, PM, Particulates)とは、一般的にはマイクロメートル (μm) の大きさの固体や液体の微粒子のことをいう。主に燃焼による煤塵、黄砂のような飛散土壌、海塩粒子、工場や建設現場で生じる粉塵等などからなる。これらを大気汚染物質として扱うときに用いる用語。引用元粒子状物質

これだけの大気汚染物質が中国から偏西風に乗ってやってくるのですからたまった者ではありません。長期間の間にPM2.5が日本に降り注ぐことになったら日本人の健康被害は多くでることは間違えありません。アレルギー体質の人は要注意です。外出時には最低限マスクは着用しましょう。もちろん超微粒子ですから普通のマスクでは対応はできない可能性が高いですがやらないよりはましです。pm2.5対策のマスクは、高機能マスクでないとだめです。
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▼PM2.5:高濃度で外出自粛…環境省、指針作成へ

中国からの飛来が懸念される大気汚染源の微小粒子状物質「PM2.5」について、環境省は18日、大気中濃度の測定局を整備する自治体に、新たな財政支援を検討することを明らかにした。また、一定濃度を上回った場合に住民に外出などを自粛するよう注意喚起する暫定指針を今月中に策定する。3〜4月には、PM2.5が黄砂に付着して運ばれる恐れがあり、全国的な観測網を強化する。【比嘉洋】

 ◇黄砂に付着、飛来増加も

 環境省は、09年にPM2.5の環境基準を策定し、10〜12年度の3カ年で一定の人口や面積ごとに測定局を全国で1300カ所配備する計画を立てた。しかし、現状は約600局にとどまっている。設置は自治体に委ねられており、費用は自由に使い道を定められる地方交付金によって賄われているため、財政難に苦しむ自治体が測定局の整備を後回しにしてきた。同省によると、観測機器を1台設置するのに約500万円かかるという。

 環境省はこの日、PM2.5への対応について自治体と情報共有するため各都道府県や政令市など約130自治体が参加する連絡会を初めて開催。測定局の整備について「費用は既に地方交付金で手当てされているので、予算化に努めてほしい」と強調したうえで、整備を急ぐため財政支援措置を検討する考えを示した。

 また同日、暫定指針策定に向けた専門家会合も開かれた。PM2・5の環境基準は、人の健康保護を目安として定められているが、超えた場合の対応策はない。暫定指針は、各自治体が自主的に外出自粛などの注意喚起を呼びかけるための判断基準となる。ただし、光化学スモッグのように法律に基づいて外出自粛を求める注意報とは異なる。

 会合では判断基準について、速やかに対応できるよう1時間ごとの測定値を使うべきだとの意見が大勢を占めた。さらに、心臓や肺に疾患があり、大気汚染の影響を受けやすい人に配慮するなどの案も出た。

 すでに、自治体からは「行政が注意喚起すると、運動会中止のように過敏に受け取られることが多い。科学的知見に基づいて作ってほしい」(北九州市)などの要望が寄せられている。毎日新聞

▼あとがき

日本と中国は尖閣諸島問題で軍事衝突の可能性が否定できないくらい緊張感が高まっている関係となっておりますが、すでに大気汚染で日本を攻撃していると言っても過言ではないくらい深刻な問題になってきています。どうにかならないものでしょうかね。花粉症だけでもやっかいなのに、マスクをして外出するのも毎回大変ですよね。どうしたものだか。とにかく自分の健康は自分で守るより他ありません。

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ALG018 アトピーの対策と予防

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私が鍼灸院に来院される患者さんの中で治りにくい腰痛や肩こりでお悩みの方でアトピーなどのアレルギーで悩んでいる場合には以下の点についても注意してもらっています。

▼鍼灸師が考えるアトピーなどのアレルギー対策

1.水道水
水道水に含まれる消毒用の塩素がアレルゲンになることがあります。飲み水だけでなく、風呂やシャワーの水にも注意。

2.皮膚を清潔にたもつ
まめな入浴やシャワーは大切ですがその後のスキンケアも確実に行っていただいております。私は馬油をおすすめしております。それ以外にもお肌にあっているもので保湿をしてもらっています。

3.動物の脂肪や酸化された脂肪の摂取を控える
これは基本的な部分ではありますが、ストレスを多く抱えている人などにはオーストラリア牛などをおすすめする場合もあります。コレステロールは一概に悪者にされることは多いですがホルモンを製造したりするのにも使われますし、ストレスがかかった身体には必要だと考えています。

4.野菜や海草を多くとる
ただし、無農薬、無汚染のものがいいです。放射能の心配のもない方がいいことは言うまでもありません。ドレッシングには注意してください。リノール酸系の油のとりすぎはアトピーやアレルギーの大きな原因になります。オメガ3が豊富に含まれたオイル、オリーブオイル、グレープシードオイル、アボガドオイル、亜麻仁油などを積極的に摂取しましょう。

5.食べ過ぎない
近年では多く食べればそれだけ化学物質を食べてしまうということになりますから要注意。腹八分目とは良く言ったものです。

6.甘いもの、加工食品、スナック菓子などは避ける。
これは言うまでもありませんね。

7.できるだけ化学物質を身の回りから避ける
食品添加物や農薬、化粧品、合成洗剤、シャンプー、歯磨き粉などにも注意!

8.早寝早起きを心がける
不規則な生活は自律神経系のバランスを乱します。

9.ストレスや疲労をためない
これによって自立神経系を安定させホルモン系や免疫系のバランスがよくなります。

10.薬を使いすぎない
しかし、上手にお薬の力も借りましょう。

アトピー対策として日常生活で注意する点として、水道水に注意することです。水道水に含まれている塩素が皮膚炎のアレルゲンになることがあるので飲み水はもちろん、風呂やシャワーの水にも注意してください。そして皮膚を清潔に保つということです。こまめに入浴することは大切ですがその後のスキンケアをきちんと行ってください。

食べ物がアトピー性皮膚炎を悪化させることも考えられます。草食動物(牛など)の脂肪や酸化された脂肪を摂取しないようにしてください。無農薬、無汚染の野菜や海草を多く食べることも大切です。ドレッシングはリノール酸系の油のとりすぎに注意して選ぶようにしてください。

食生活などで大切なことは、食事や間食を食べ過ぎないことです。甘いものや加工食品、スナック菓子などは避けるようにしてください。それから、食品添加物や農薬、化粧品や合成洗剤、シャンプーや歯磨き粉などにも注意して化学物質をなるべく避けるようにしてください。

普段の生活習慣で気をつけて欲しいことは、不規則な生活をしていると自律神経系のバランスを乱すので早寝早起きを心がけることです。自立神経系を安定させるためにはストレスや疲労をためないことも大切です。それから薬を使いすぎないことです。食生活や生活習慣を見直さずに薬にだけ頼っていても、アトピー対策に有効とはいえません。

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ALG017 食物アレルギーの対策と予防


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アレルギーというのは、子供も大人も問わず、そして男も女も関係なく悩んでいる人が多くいます。アレルギーの種類というのも実に様々です。

アレルギーは乳幼児がかかりやすい喘息、アトピーなどが代表的です。もちろん花粉症もアレルギーの一種です。鼻炎もアレルギーに一つですし肌が反応を起こす金属アレルギーなどがあります。

他にも、特に乳幼児に多く広まっている食物アレルギーなど多くの人が悩んでいます。

上記のようなアレルギーの中でも特に子供に多いアレルギーが食物アレルギーかもしれません。。食物アレルギーといっても、反応をしてしまう食品は実に様々です。

代表的な食べ物としては、卵や乳製品から小麦といったものが食物アレルギーの症状に多いかもしれません。

さらに蕎麦(そば)、落花生、さらには魚介類や大豆から野菜類に果物といったものまで原因として考えられています。

食物アレルギーが出てしまう方は1つでも何かしらのアレルギー反応を起こしてしまう食物がある場合はほかの食品についても注意が必要となります。

▼たまご

オボムコイドと卵白が陽性反応を示している人はケーキやクッキーなどの卵を含む物で身体に痒みがでることがあります。卵や卵を含むものすべて食べない方が望ましいです。

卵白が陽性反応で、オボムコイドの陽性反応は弱い人は卵焼き、オムライスなどの卵料理でかゆくなることがありますので卵を含む程度なら少し大丈夫ですが、卵料理や卵そのものは食べない方が良いでしょう。

卵白は陽性反応、オボムコイドは陰性反応である人でも生卵だけを食べると痒みがでることがあります。生卵はだめですが、火を通せば食べてもアレルギー反応が出ない人もいます。

▼乳製品

牛乳のタンパク質は大きく分けて、カゼインと乳清タンパク質に分けられますが、アレルギーを引き起こすタンパク質はβラクトグロブリン、カゼイン、αラクトグロブリンあたりと考えられています。

乳製品が大好きな人に鼻づまりが多いこともなんらかの関係があるのだと思います。このことを指摘している書物もあります。

▼小麦粉

パンやラーメンなど小麦を含んだ食品を食べた後に胃を通過した後に消化酵素によってタンパク質に分解されます。タンパク質に小麦アレルギーの原因となるグルテンなどのタンパク質が含まれいます。この小麦アレルギーを発症する人の血液の中には小麦タンパクと結合しやすいIGE抗体(免疫グロブリン)が存在します。小麦タンパク質は小腸から吸収され、血液中に入ると抗体と結合します。結合した物質が肥満細胞を刺激するのでアレルギー反応を呼び起こすと言われています。

▼ヒスタミン

ヒスタミンには全身の血管を開いて、血圧を下げる働きがあり急な血圧低下が起こってショック状態とることもあります。さらにヒスタミンは呼吸を困難にしてしまう作用もあり、気管支喘息発作状態を引き起こすケースもあります。意識が低下するアナフィラキシー・ショックも考えられるため注意が必要です。

▼そば

そばアレルギーはかなり重い症状の場合も多く、そば(ソバ)屋さんの前を通りがかって、わずかなそば粉を吸い込んでしまっただけでも症状を引き起こしてしまう場合もあります。
そばアレルギーで死亡してしまうケースもありますから要注意です。食べた本人はもちろんですが家族でさえもそばアレルギーということを知らずにいるケースもあるのでこの点は非常に注意が必要です。

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ALG016昔よりなぜ今アレルギーが多いのか

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最近では生まれてくる子供たちの多くがアレルギー疾患を抱えているという話も聞きます。おそらく現代の食生活習慣などが影響していることは間違えなさそうです。

子供に多いアトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎、気管支ぜんそくなどが挙げられます

▼昔よりなぜ今アレルギーが多いのか

食生活と環境の変化です。これは皆様も感じていることだと思います。

戦後は食の欧米化が進み、食生活の中では多量に食べることがなかった小麦(特にグルテンを多量に含む強力粉。主たるモノはパン)・牛乳・卵・大豆油の消費量が激増し、米や芋、野菜などの日本人が古来食べてきた食品はかなり減りました。日本人は米や芋を処理できる遺伝子を有しているので、小麦食はあまり身体にあっているとは言えません。

アレルギーは戦後に消費量が伸びた小麦・牛乳・卵に対して起ったと言う研究者もいます。アレルギー反応は自己免疫反応であることから考えると、体内での処理能力を越えてるにも関わらず食べ続けているのでアレルギーが起こっても不思議ではありません。日本人は小麦・牛乳・卵を処理する能力・遺伝子を有していないのではないかと言われています。食生活の変化がアレルギー急増の理由だと思います。

アレルギーでお悩みの方はまずは食生活を見直しましょう。

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ALG015 女性のアレルギーは悪化しやすい!?


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今回はは女性に多いアレルギーについて調べてみました。女性の場合はアレルギーがある場合は婦人科系統の疾患に注意したほうが良いと思います。腰痛を訴える女性の一部にはホルモンバランスも多いですが、婦人科系疾患を抱えている方も多くいます。慢性の腰痛の場合では子宮筋腫があってそれが影響している場合も多いです。

また、花粉症の女性の半数以上の方がなんらかの婦人科系疾患を抱えている事も多くあります。私が考えるに鼻の粘膜と子宮の粘膜も同じ構造をしているのであり得ない話では無いと思っていつも研究しております。

▼アレルギーは女性の方が悪化しやすい?

成人の喘息やアトピー性皮膚炎患者では女性の方が明らかに重症化しやすいとの研究結果もあります。エストロゲンなどの女性ホルモンはアレルギー性気道炎症を憎悪させ、一方でアンドロゲンなどの男性ホルモンは改善させるということが昨今の研究によりわかってきております。

しかし一方で性ホルモンに依存しない因子が性差にかかわっているのではないかとの研究結果もありますので遺伝子レベルでの性差があるのではないかとの見解についてはまだまだ研究が必要だと思います。

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ALG014 男性に多いアレルギーとは?


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男性に多いアレルギーとは?と聞かれたのでいろいろと調べてみました。するとわかったことはアレルギー性鼻炎が多いそうです。私もアレルギー性鼻炎があります。これは私の研究では乳製品を好む人が多いと思います。女性であっても乳製品が好きな人はアレルギー性鼻炎が多いと感じています。

▼アレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎は男性に多くみられます。我が国では、小児の5~7%、大人の3~5%が罹っているとの研究結果もあります。

小児ぜんそくは男子に多く、男女比は1~1.5:1くらいです。

そのほとんどはダニやハウスダストアレルギーが原因(アトピー型ぜんそく)です。大人のぜんそくは、男女比ほぼ1対1で、その半数以上が成人してから「ぜんそく」になった人たちと言えます。

しかし、成人してからのぜんそくでは原因が明確に特定できないことが多くあるといいます。非アトピー型ぜんそくがその例です。

小児ぜんそくでは、小学校高学年~大学の時期に発作がなくなる時期があり、20~30歳代にぜんそくが再発してくることが見受けられます。

運動した時に息切れを感じたりする運動誘発ぜんそくや、風邪の後に咳が8週間以上続く場合、ぜんそくの初期症状の可能性が高いので、専門医に受診をおすすめしています。

ぜんそくは患者さん自身による自己管理が重要な病気と言われており治療は、ダニなど原因がはっきりとしていない場合は自然療法にこだわりすぎて薬物療法を拒絶する方も中にはいますが賢明ではありませんよね。

薬物療法としては、発作が起きないように予防する長期管理薬の代表的なものに吸入ステロイド薬があります。吸入ステロイド薬と併用する長期管理薬として長時間作用型吸入β2刺激薬、ロイコトリエン受容体拮抗薬、テオフィリン除放薬などを定期に使用する必要と病院でで診断されることが多いです。

発作時には短時間作用型吸入β刺激薬などの気管支拡張薬を使用されます。喘息管理は夜間や運動時も症状が全くでなくなり喘息のない人と同じように日常生活が送れるかどうかが一番のポイントとなります。

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ALG013 喘息に負けない身体づくり

喘息は健康管理をしっかりと行っていけば克服できたり、発作にならないように身体を実現できると信じています。毎日の生活で気をつけて欲しいことをあげてみます。

▼毎日の喘息に負けない生活習慣

1,体力作り
体が衰えたり体質が弱いと喘息は発作を起こしやすくなります。規則正しい毎日の生活、正しい食生活や全身的総合的な生活環境改善に努力しなければなりません。

2,コンディションが良いときが一番重要
発作が出ている時は他に何かできる状態ではありません。コンディションが良いときに体質の強化改善と体作りをスタートできるチャンスです。発作がでないように、治るように熱心に毎日毎日の生活習慣を見直していきましょう。

3,疲れたときや休みましょう
体の疲れ、気の疲れ、心身の過労、睡眠不足は喘息にとって良くありません。残業や、夜更かしは禁物です。特に子供の場合は疲れすぎないよう周囲の人が配慮してあげてください。
喘息に対する不安感は一番行けません。「喘息を克服するんだ」という強い志で生活いたしましょう。

これらのことは喘息でなくても当てはまることです。しっかりと自分の生活習慣を見直しましょう。

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ALG012 小児ぜんそくを予防するには?

子供の喘息の場合はカゼをひいたときに症状がでる場合が多いです。気管支炎と診断される場合もあります。喘息は気管支炎のような感染症ではありません。

▼小児ぜんそくを予防するには?

小児喘息の90%は、アレルギー体質を持つ子どもです。生活環境の中でチリダニやハウスダスト、カビ、動物のフケなどのアレルゲン(アレルギーの原因物質)を吸入して反応します。これを「アトピー型ぜんそく」といいます。小児喘息の子供の気管支は、慢性的な炎症が見受けられます。喘息は炎症をしずめて発作を予防することが重要です。

小児喘息の原因は様々です。家屋構造の変化に伴うダニの繁殖や大気の汚染、食生活の変化などが挙げられます。ネコやイヌ、ハムスターなどペットの飼育が原因で小児喘息になる子どもも急増しています。

病院では吸入ステロイド剤などの薬で治療をする場合がほとんどです。病院にいく前に問題身の回りにあるダニ、ホコリ等のアレルゲンを減らすという生活環境の整備が大切です。

▼まずは生活環境を整えましょう

1,ベッドや布団:ベッドや布団はは10日に一度、両面を掃除して晴天時には天日干しをしてさらに掃除機をかけるようにしましょう。

2,寝室はカーペットの部屋は最低でも三日に一度は掃除をしましょう。

3,収納してあった毛布類などの寝具は使用する前にかならず天日干しをして掃除機をかけるようにしてください。

4,ふとんシーツ・カバー類は少なくとも一週間に一回は洗濯してください。

5,衣類やふとん用の乾燥機で高温によりダニなどを排除いたしましょう。

6,常に換気をしてください。空気清浄機や除湿機・加湿機などもアレルゲンを抑制する機能をもった製品をつかいましょう。

これらのことを日常生活から実践いたしましょう。
小児喘息を予防に近道はありません。生活環境を整えましょう。

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ALG011 喘息の予防ための食事

喘息の予防はもちろんですが、アレルギーでお困りの方にはぜひ食生活を見直していただきたいと思っています。免疫系の働きを高める食物繊維などをしっかり取る食生活が症状緩和につながります。

▼喘息の予防ための食事

以下にあげるのは基本的なことですが、最近では放射能の影響も少なからず考えられますので安全な食物を求めましょう。

1,玄米、漬物・味噌・納豆などの発酵食品、豆類、ゴマ、丸ごと食べられる小魚は炭水化物、たんぱく質、脂肪、ビタミン、ミネラルなど必要な栄養素がバランスよく含まれているので、過不足なく栄養を摂取できますので積極的に食べましょう。

2,食物繊維、きのこ類、海藻類、玄米の殻など。食物繊維は体内で消化できません。これらが腸の中に入ると、消化しようと腸が活発に動くように働きかけます。消化管と直接つながっている副交感神経に伝わり、免疫力のアップや自律神経の活性化につながりアレルギー対策につながります。

3,酸っぱいものを適度にとりましょう。梅干、酢の物は人の体は不快なものを体から排除、いわゆるデトックス効果が期待できます。

4,水を多めに摂りましょう。水を飲むと泌尿器系の刺激となり、副交感神経の働きを促します。また水分が不足すると咳が苦しくなります。1日2リットルを目標目安にしっかりと水を飲むようにしましょう。デトックスになります。

▼アレルギー対策の栄養素

さらに以下の栄養素をしっかりととるとアレルギー対策になります。

【オメガ3脂肪酸】
体の細胞膜やホルモンを作る必須脂肪酸のひとつです。体内では作ることができないため食べ物から取らなくてはならない脂肪酸です。オメガ3脂肪酸のうち、DHAやEPAは青魚に多く含まれています。植物では主にαリノレン酸です。EPAは抗ぜんそく効果を持っています。αリノレン酸は加熱すると酸化してしまうので、ドレッシングなど生のまま摂取するのが好ましいです。

オメガ3脂肪酸を多く含む食品:
イワシ、サバ、サンマ、マグロ、ブリ、鮭、ニシン、亜麻仁油(あまにゆ)、荏胡麻油(えごまゆ)、紫蘇油(しそゆ)アボガドなど

【ビタミンA】
皮膚や粘膜を健康に保つ働きを持つ栄養成分です。炎症を抑える効果も期待できます。ウナギやレバーに含まれています。緑黄色野菜に多く含まれるカロテンは体内でビタミンAの働きをしますから積極的に食べましょう。

ビタミンAを多く含む食品:
ウナギ、にんじん、かぼちゃ、春菊、にら、レバー、全乳、バター、チーズなど

【ビタミンC】
抗酸化性を持つ水溶性のビタミンです。免疫活動の主力である白血球の働きを強化するため、免疫力を高める働きが期待できます。生理作用は多岐におよび、風邪からがんまで予防効果が報告されています。

ビタミンCを多く含む食品:
キャベツ、パセリ、じゃがいも、ほうれん草、グレープフルーツ、いちごなど

【ビタミンE】
脂肪の酸化を防ぎ、血管を強化し血流をよくする働きが期待できる脂溶性のビタミンです。抗酸化力で不飽和脂肪酸の過酸化を抑制するため「若返りのビタミン」と呼ぶことも多いです。

ビタミンEを多く含む食品:
植物油、穀類、豆類、アーモンド、落花生、ウナギ、緑黄色野菜など

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ALG010 喘息と乾燥

喘息の患者さんがこの季節になると調子を崩す原因として乾燥の問題があります。日常生活からマスクをつけたり、加湿器を利用して湿度には注意をしていきましょう。

▼最適な湿度は50%から60%

湿度は、50~60%くらいが最適です。湿度が低くすぎると、気道の粘膜が荒れ、喘息の発作が起こりやすくなるから要注意です。乾燥した風邪が多くなる冬季の太平洋側では加湿対策が重要です。しかし注意する点として湿度が60%を超えると、ダニやカビをはじめ夏風邪の原因となるウィルスも繁殖します。

梅雨の季節は、湿度の心配はありませんが湿度が高くなりすぎるので注意してください。除湿機を上手く活用したり、押入れの通気性を良くするなど、室内の除湿対策を行うとともに、布団乾燥機などを利用して、布団のダニ対策なども行うことも大切です。

▼喘息患者が秋と冬に増加する原因とは

喘息患者が秋と冬に増加する原因
・冷たくて乾燥した空気が気管支を刺激して炎症反応を促進
・弱った気管支を攻撃するウイルス感染の増加
・よもぎやブタクサのような秋期アレルギー花粉

喘息発作を予防対策
・温度差の大きい空気への露出を避ける
・加湿器や洗濯の干し物を利用して室内湿度50~60%を維持
・適切に室内換気をして室内アレルゲンの蓄積阻止
・風邪をひかないように心がける
・全ての感染は細菌の攻撃と人体の免疫バランス

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