風疹

HWN121 風疹「非常事態」宣言も…GW前に予防接種を


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風疹「非常事態」宣言も…GW前に予防接種を。このブログでもなんどかニュースをシェアして警告を発してきていますが、風疹の流行がおさまる傾向がみえないようです。


妊婦が感染すると胎児に障害が出る可能性がある風疹が、都市部を中心に大流行の状況になった。
今年初めから14日までの患者の累計は昨年同期の30倍にあたる4068人で、特に20代から40代の男性が多い。人の移動が多いゴールデンウイークでさらに広がりかねず、東京都では全23区などでワクチン接種の費用助成を開始、神奈川県も非常事態を宣言して総額1億円の助成を決めた。

 

23日、横浜市の「横浜こどもクリニック」を訪れた同市の主婦(31)は、接種を終え、ほっとした表情を浮かべた。長男(1)を妊娠した際の血液検査で風疹の抗体の数値が低く、感染する可能性があると告げられていた。主婦は「2人目を妊娠する可能性がある。注射で防げるなら、リスクを減らしたい」と話した。同クリニックでは同市で助成が始まった22日からの2日間で、男女5人が接種を受けたという。

 

風疹の感染は、妊婦への危険性は知られているが、通常は症状が軽い。男性の場合、34歳以上(4月現在)の人は自治体の予防接種の対象になっていなかったこともあり、これまでの患者のうち78%が男性。約6000~約1万円のワクチンの接種費用も壁になっていた。

 

神奈川県では、黒岩祐治知事が今月16日に風疹流行の「非常事態」を宣言、妻が妊娠中の夫らを対象に予防接種費用を助成する市町村に対し、総額約1億円を支援すると発表した。県によると、これまでに全33市町村のうち横浜市など17市町村が助成を決めた。

 

東京都によると、都内では23区のほか、多摩地方の多くの自治体でも助成を決めている。都感染症情報センターは、15日から、公式サイト(http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/diseases/rubella/vaccine/)で、区市町村名をクリックすると各自治体の公式サイトにつながり、対象者や助成額の割合などを把握できるようにした。

引用元(2013年4月24日10時17分 読売新聞)

ツボ
とにかく周囲に妊婦さんがいる人は急いで予防接種を打つようにアドバイスをしてあげてください。

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HWN111 風疹:新生児が先天性症候群 都内で今季初、母親が妊娠中感染 /東京


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風疹:新生児が先天性症候群 都内で今季初、母親が妊娠中感染。ついに東京で母子感染してしまいました。本当に妊婦がいる家庭では注意してください。

風疹が全国的に大流行する中、妊娠中に感染した母親から生まれた赤ちゃんが3月下旬に先天性風疹症候群と診断されていたことが、都への取材で分かった。流行が始まった昨夏以降、都内で同症候群の患者が報告されたのは初めてで、全国では昨年10月以降8人目。

 先天性風疹症候群は、女性が妊娠初期に風疹に感染した場合に、胎児が母体内でウイルス感染して起こり、白内障や難聴になるなどの危険がある。今回報告があった赤ちゃんの性別や症状を、都は個人情報だとして明らかにしていない。母親が妊娠前に予防接種を受けたかどうかも不明という。

 都内では2月以降、6週連続で1週間の風疹患者報告が100人を超える状況が続いている。患者は定期予防接種の機会がなかった30〜40代の男性が中心。都は区市町村に予防接種費用の半分を補助する対策などを進めており「今後、啓発を強化したい」としている。【佐々木洋】引用元毎日新聞

鳥インフルエンザもそうですがなんとかならないものでしょうかね。

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HWN108 <風疹>流行が全国拡大、3カ月で昨年上回る 男性患者多く


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風疹の流行が全国拡大、3カ月で昨年上回る 男性患者多く。このブログでも何度か取り上げておりますが、風疹が流行しているとのことです。

直ちに生命に関わらなくても、妊婦がかかると胎児も風疹ウイルスに感染し、「先天性風疹症候群(しょうこうぐん)」になる危険性があり難聴(なんちょう)や白内障(はくないしょう)などの障害を持って生まれてくる可能性があります。症候群が起こる可能性は、妊娠(にんしん)から12週までに感染すると高いことが分かっています。妊婦のいる家庭では本当に要注意です。


国立感染症研究所は2日、今年の風疹の患者数が3月24日までで累計2418人となり、3カ月足らずで過去5年間で最多だった昨年1年間の2353人を上回ったと発表した。首都圏や関西での増加が目立つが、全国的に広がっており、厚生労働省は感染拡大防止のため、風疹ワクチン未接種者に予防接種を受けるよう呼び掛けている。

 

 

風疹は風疹ウイルスによる感染症。主な症状は、発疹、発熱、リンパ節の腫れなどで、まれに重症化する。患者のせきやくしゃみのしぶきなどで感染する。

 

 

患者数は感染症法に基づき、国への報告が義務づけられている。2月18日以降の週から、毎週300人を超え、3月18〜24日は新たに292人が報告された。

 

 
都道府県別では、東京93人▽神奈川50人▽大阪30人▽兵庫23人▽千葉22人▽埼玉19人−−など首都圏と関西で拡大しているが、鹿児島11人▽静岡7人▽愛知、熊本の各4人−−など全国に広がっている。

 

 
患者のうち予防接種を受けていないか、不明と答えた人は2275人おり、全体の94%を占めた。

 

 
男性患者数は1894人で、女性患者524人の3.6倍にのぼる。男性患者の86%は20〜40代だった。この年代の男性は予防接種を受けていない人が多い。11年度の調査によると、20代男性の10人に1人、30代〜50代前半の男性の5人に1人は風疹の免疫を持っていなかった。
妊娠初期の女性が風疹に感染すると、胎児に難聴や心疾患、発達が遅れるなどの障害が出る恐れがある。妊婦は予防接種を受けられない。厚労省は「妊婦は人混みを避けて不要不急の外出を控え、家族など周囲の人は予防接種を受けてほしい。外出後は手洗いを心がけて」と呼びかけている。
【藤野基文】
引用元毎日新聞

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HWN094 東京の風疹患者 去年1年間を上回る


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なんでも東京の風疹患者 去年1年間を上回る勢いだそうです。風疹というと妊娠中の女性が感染すると赤ちゃんに障害がでる恐れがあるので妊婦さんがいる家庭では本当に注意をして欲しいです。

▼東京の風疹患者 去年1年間を上回る

妊娠中の女性が感染すると赤ちゃんに障害が出るおそれがある「風疹」の東京都内の患者数が、すでに去年1年間の数を上回り、専門家は、春休みなどで人の移動が多くなるのに伴って、流行が東京から全国に広がるおそれがあるとして、注意を呼びかけています。

東京都感染症情報センターによりますと、都内で今月10日までの1週間に風疹と診断された人は137人で、ことしに入ってからの患者数は合わせて762人となりました。これは、去年の同じ時期の50倍で、過去5年間で最も多かった去年1年間の患者数672人をすでに上回っています。
風疹は、妊娠中の女性が感染すると赤ちゃんの目や耳、心臓などに障害が出るおそれがあり、去年10月以降、6人の赤ちゃんに障害が出ています。
妊娠中の女性が風疹に感染したケースも相次いで報告されており、東京都は、夫など妊婦の周りの人が予防接種を受けるよう呼びかけています。
感染症に詳しい国立国際医療研究センター国際感染症センターの大曲貴夫医師は「都市部で流行するというのは、これだけ交通が発達しているなかで、どこでも伝わりうるということなので、全国できちんと対策を打つべきだ」と話しています。

4人に1人抗体不十分
風疹が流行するなか、妊娠中の女性の4人に1人は風疹ウイルスに対する抗体が不十分という調査結果がまとまり、産婦人科の医師は、妊娠を希望する女性はワクチンを接種するよう呼びかけています。

この調査は、東京・練馬区にある産婦人科クリニックの中尾佳月医師らが行ったもので、平成22年までの5年間に受診した妊婦について、風疹ウイルスに対する抗体がどの程度あるかを調べました。

その結果、妊婦875人のうち239人、27.3%が、抗体の程度を示す数値が低い状態で、およそ4人に1人が風疹に感染する可能性があることが分かりました。
また、35歳以上と34歳以下で比べると、数値が低い人は、▽35歳以上は32%、▽34歳以下は24%で、中尾医師は、35歳以上の人は、予防接種をしていても、時間の経過とともに抗体が減っている人が比較的多いのではないかとみています。
風疹は妊娠中の女性が感染すると生まれてくる赤ちゃんに障害が出るおそれがあるため、このクリニックは、妊娠を希望する女性に検査をして抗体が不十分な人にはワクチンの接種を勧めています。

調査した「ウィメンズ・クリニック大泉学園」の中尾医師は「子どものころ予防接種を受けた人でも抗体が不十分な人が想像以上に多い。妊娠を希望する女性は妊娠前にワクチンを接種し、すでに妊娠している女性はマスクをして人混みを避け、家族に予防接種を打ってもらいたい」と話しています。東京の風疹患者 去年1年間を上回る

注意して欲しいのは、子供ころに予防接種を受けた人でも抗体が不十分な人が想像以上に多い点です。

もう一度。妊婦のいる家庭では本当に注意してください。

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HWN050 風疹が流行しているらしい

以前にもこのブログでとりあげましたが風疹が流行しているらしいとのことです。ちょっと実感はわきませんが風疹は怖い感染病のひとつなので妊婦の方は注意して欲しいと思います。風疹はウイルス感染症のひとつです。感染すると、発熱、発しん、首の辺りのリンパ節の腫れなどが起こります。風邪とも症状が似ている場合があるので要注意です。今日は風疹についてメモしておきます。


国立感染症研究所 感染症発生動向調査(IDWR)より
「風しん累積報告数の推移2008~2012年(第1~39週)」

▼風疹の猛威、その理由とは?

今年、20~40代の男性を中心に流行している原因は、予防接種の歴史と関係している可能性が高いという。風疹の予防接種が法律で定められたのが1977年。以来、何度か法改正が繰り返されるなか、予防接種を受けなかったり、受ける機会が少なかったりした世代の男性が、今年感染している層に相当するのだという。また、風疹は一度かかれば免疫ができてかかることはめったにないが、似た症状の別の病気を風疹だと思っていたというケースも少なくないそうだ。自分が免疫を持っているかどうか不安な人は、病院でチェックして、陰性ならワクチンを受けたほうがいいかもしれない。風疹の猛威、その理由とは?

私は1971年、昭和46年生まれです。風疹の予防接種は受けたと記憶しているのですが、地域によって差があるのでしょうか?とにかく周囲に妊婦がいる場合は本当に注意して欲しいです。

先天性風疹症候群の主な症状は、白内障または先天性緑内障、先天性心疾患、難聴などだ。母親に風疹の症状がみられた場合、赤ちゃんの感染確率は、妊娠1カ月で50%以上、妊娠2カ月で35%、妊娠3カ月で18%、妊娠4カ月で8%程度だという。風疹の猛威、その理由とは?

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