ZHU004 頭皮鍼とは?

頭皮鍼の鍼

再生ボタンを押して12秒後から朱先生の頭皮鍼の施術風景が見れます。じっくりと患者さんの変化をご覧になってください。

先日SNSで頭皮鍼を訪問鍼灸での施術の際に使っていることを書いたら、数名の方から頭皮鍼とはどんなものなのか。どうのような効果が期待できるのか。また痛いのかなど質問をいただきました。

頭皮鍼とはどんなものでどんな効果があるのか

私は独学で今まで頭皮鍼を学んできましたが、縁あって11月に朱先生の頭皮鍼を学ぶ機会がありましたので、これからは基本的には朱先生の教えをもとに取り組んでいきます。頭皮鍼とはどんなものか朱先生の本からわかりやすい部分を抜粋いたしました。

■朱氏頭皮針とは

◇ 朱氏頭皮針(しゅしとうひしん)(zhu’s scalp acupuncture)とは,朱明清(しゅめいせい)氏が開発したもので,頭部の皮下に沿って針を入れて,さまざまな病気を治療する針治療のことです。

◇ 対象となるのは,痛み全般,慢性疾患,麻痺だけでなく,急性の症状や難治性の病気に広く適応します。特に脳梗塞後遺症や脊椎損傷をはじめとした難治性の麻痺に対して,即効性のある改善効果をあげることから注目されています。

◇ 頭部に針を刺して治療する頭皮針は,いまから50 年ほど前に確立しました。現在,頭皮針には複数の方法がありますが,おもに2 つのタイプがあります。①西洋医学的な大脳皮質機能の投影区を治療の根拠とするものと,②中医学の理論を根拠とするものです。

◇ 朱氏頭皮針は中医学の理論を中心として,西洋医学の解剖学的知識でそれを補完している治療法です。特に中国の伝統医学的理論と針刺手法を重視し,治療の全過程において,導引(どういん)*によるリハビリを組み合わせている点が特徴です。

◇ 頭皮針はただ単に頭部に針を刺せばよいわけではありません。朱氏頭皮針では,頭部に,全身の疾患に対応した19 の治療区が定められており,疾患に応じて治療区を選んで使います。また針の刺し方も伝統的な手法を駆使します。

 *導引: 朱氏頭皮針で行う導引は,主導導引と受動導引の2 種類に分けられます。主動導引は随意運動ができる患者が自ら行うもので,各種の功法(気功など)や運動療法があります。受動導引は随意運動が減弱あるいは喪失した患者に適用され,施術者や家族の助けによって行われるもので,按摩や各種の自律訓練などがあります。

引用元 朱氏頭皮針とはどんな針か

頭皮鍼は様々な疾患や状態に適応できます。しかしながら一回の治療でというよりも数回から10回の治療を短期間で行いまた継続的にすることが重要。もちろんこれは慢性症状についてですから、症状が発症してから早ければ早いほど効果覿面です。

頭に鍼を刺すとき痛くないのか?

鍼を表面的に頭皮に刺しますので痛みも不快さもほとんどありません。敏感なひとでも髪の毛を抜く程度の感じでしかありません。 治療後72時間程度頭皮に鍼を刺したままで過ごしていただけてもいます。

ツボ
当院では頭皮鍼をメインで治療をしております。訪問鍼灸時は時間が限られているので、より頭皮鍼を刺すポイントを絞り施術にあたっています。できれば最低でも数時間から72時間刺しておくとより効果的です。

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